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- 2026/09/16 18:00 掲載
【ハンドルがないだけではなかった】Cybercabイベントで判明したテスラの恐るべき野望
モビリティを再定義し、移動体験そのものを変える
サイバーキャブとテスラの野望1:電費や運行コストの大幅な削減
サイバーキャブは、人間の介入を前提としない完全自動運転のためにゼロから設計された2人乗りEVである。ステアリングホイールやアクセル、ブレーキペダルに加え、サイドミラーやリアウィンドウも排除した。2人乗りとした背景には、テスラのライドヘイリング利用データで、移動の8割以上が2人以下だったことがある。座席や車体重量を削減したことで、電力消費量は1マイル(約1.61km)あたり165Wh、1kmあたり約103Wh。日本で一般的なEVの電費表記では、1kWhで約9.8km走行できる計算だ。国内で販売される一般的なEVの電費が1kWhあたり5~8km程度とすると、高いエネルギー効率を持つ。電気料金を1kWhあたり31円とすれば、走行コストは1kmあたり約3.2円。一般的なEVの約3.9~6.2円、ガソリン車の約8.6円と比べても低い。
さらにイーロン・マスク氏は、将来のサイバーキャブの「運行コスト」を1マイルあたり約20セント(1kmあたり約12.4セント)とする目標を示している。米国都市部のバスが1マイルあたり約1ドルとされるのに対し、無人運行を含めた移動サービス全体で大幅なコスト削減を狙う。
注目すべきは、サイバーキャブが企業向けRobotaxiにとどまらず、一般消費者による購入・所有も視野に入れている点だ。公開された車両取扱説明書の品質管理規定には、出荷時の初期走行距離について「購入車両の引き渡しを受ける」と、個人購入を想定した記述がある。
マスク氏は以前から、Teslaオーナーが自分の車を使わない時間にRobotaxiとして貸し出し、収益を得る構想を語ってきた。将来、個人がサイバーキャブなどを購入し、未使用時に自律型配車フリート「テスラネットワーク」へ提供するビジネスモデルも想定される。ただし、一般消費者向けの販売時期や提供地域は現時点で公式発表されていない。
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