• 2026/11/04 06:20 掲載

トヨタEV「bZ4X」が1年で83倍の爆売れ…なのに日産・BYDに勝てない“ある数字”

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2022年に発売されたトヨタのEV「bZ4X」が、ここにきて販売を大きく伸ばしている。今年9月の販売台数は前年同月の約83倍となり、4~9月の累計でも前年同期の88倍超に達した。発売から数年を経て、いったい何が変わったのか。ただ、「さすがトヨタ」と感心するだけでは、その実力を見誤りかねない。販売急増の理由と、好調な数字に隠れた「盲点」を読み解く。
執筆:モータージャーナリスト 御堀 直嗣

モータージャーナリスト 御堀 直嗣

1955年(昭和30年)生まれ。玉川大学工学部機械工学科流体工学研究室卒業。1978~81年フォーミュラレースに参戦、81年にFJ1600で優勝。84年からフリーランスライター。著書29冊。一般社団法人日本EVクラブ理事。NPOトリウム熔融塩国際フォーラム会員。日本モータースポーツ記者会会員。公益社団法人自動車技術会会員。自動車を含め環境やエネルギー問題に取り組む。

トヨタEV「bZ4X」が1年で83倍の爆売れ…なのに日産・BYDに勝てない“ある数字”の画像
なぜ今bZ4Xが売れているのだろうか
(写真:ZUMA Press/アフロ)

販売約83倍に激増…トヨタ「bZ4X」が化けたワケ

 トヨタで唯一(レクサス車を除く)のEV、bZ4Xの販売が好調と注目を集めている。

 bZ4Xの9月の販売台数は、日本自動車販売協会連合会(自販連)の乗用車ブランド通称名別順位によると、25位で、3,231台とあり、前年対比8,284.6%増、すなわち前の年の9月に比べ83倍近い台数が売れたことになる。

 さらに、今年4月~9月の合計では14,448台で、前年対比88倍以上とのことだ。こうした急増傾向は、昨年2025年10月から起きはじめた。

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bZ4Xの販売が好調だ

 きっかけと考えられるのは、一般にマイナーチェンジと呼ばれる部分改良が行われ、一充電走行距離(満充電からの走行可能距離)が、諸元数値上の最大567kmから746kmへ延長された。車載するリチウムイオンバッテリーの容量が増えたことを背景とするが、増量は5%ほどであり、それに比べ走行距離は30%以上増えている。バッテリーだけでなく車両側の改良も効果を上げていると考えられる。 【次ページ】「実質350万円」から…安く買えるカラクリ
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