- 2026/11/04 06:20 掲載
トヨタEV「bZ4X」が1年で83倍の爆売れ…なのに日産・BYDに勝てない“ある数字”(3/3)
BYDとの比較で見えた、トヨタ「販売83倍」の弱点
前回の記事で取り上げた中国BYDの軽EVラッコは、発売1か月ほどで1,500台ほど受注を得た。受注と販売台数では数え方に違いがあるが、BYDの販売店数は77店しかなく、1店舗で20台近い受注を得た計算になる。つまり、トヨタのEV販売はまだ競合他社に比べ圧倒的な販売店舗数の規模を十分に活かせていないことがわかる。販売店舗の数という背景を抜きに、bZ4Xの前年対比の躍進を見ただけで凄いと捉えるのは、本質を見誤る懸念がある。
とはいえ、トヨタがその販売店舗の数をもってEVに力を注げば、日本のEV販売台数は飛躍的に増加するだろう。
ただ販売現場として、EVに熱を入れるには、bZ4Xだけでは物足りないはずだ。営業担当者の心情は、「もっと安価なEVが欲しい」ではないだろうか。BYDのラッコにとどまらず、ホンダの軽EVとなるN-ONEe:を活用したスーパーONEの勢いを横目で見るトヨタの販売担当者は、トヨタの子会社であるダイハツに早く小型EVをつくって欲しいと願っているだろう。軽自動車販売で長年の競合であるスズキも、e SKYをすでに売っているのである。
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