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  • 2025/05/27 掲載

アクセンチュア示す銀行業務×専門AI「5つの成功事例」、迫る“AIバンクの衝撃”とは?

連載:アクセンチュア流 生成AI産業変革論

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金融業界は生成AIによるインパクトが最も大きい業界と言われている。実に70%以上の業務が影響を受けるとされている。現在、ChatGPT登場以来約2年半が経過し、AIの試用期間は終わり、AIによる業務代替が着実に進んでいる。将来的には、金融機能そのものが自律運営されるようになり、AI活用の成否が金融機関の成否そのものを決定しかねない。AI活用が遅れて淘汰されるサイドに立つか、AI活用によって金融業を変革するサイドに立つか、岐路はもう目の前にある。
執筆:アクセンチュア ビジネスコンサルティング本部 銀行・証券プラクティス日本統括 粟倉 万統

アクセンチュア ビジネスコンサルティング本部 銀行・証券プラクティス日本統括 粟倉 万統

粟倉 万統(あわくら たかつな) アクセンチュア ビジネスコンサルティング本部 銀行・証券プラクティス日本統括 ストラテジーグループ マネジング・ディレクター。金融機関のAI戦略、デジタル・トランスフォーメーション、新規事業・サービス開発、中長期経営計画策定、事業戦略、ITアーキテクチャ戦略、マーケティング戦略、与信戦略、回収改革、全社構造改革、統合支援などを担当。

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AIバンクの衝撃とは?
(Photo/Shutterstock.com)

AI活用の現在地、「AI変革からAI金融へ」

 生成AIの活用には三段階ある。

 第一段階は従業員がAIを使える環境の構築、第二段階はAI変革(AIX:AI Transformation)、第三段階はAIによる金融機能提供(AI金融)である。

 既に多くの金融機関は第一段階を完了し、第二段階に取り組んでいる。少数ではあるが、第三段階に取り組む金融機関も現れている。

 第二段階が進展すると業務の大半がAIに代替される。第三段階が進展するとAIそのものが金融機能を提供するため、業務代替だけでなく超自動化や超最適化による新たな価値が生まれる。

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図表1:起こり得るパワーシフトと銀行の提供価値再考
(作成:アクセンチュア)


 既存の金融機能がAIに代替されるため、人間はAIを活用して新たな付加価値を創るか、AIにはできないフロンティアを開拓するか、のどちらかが求められる(図表1)。

 次のページでは、既存の伝統銀行やネット銀行と比較しながら、AIが銀行業務にもたらすインパクトを図解とともに解説していきたい。

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AIバンクによる顧客への提供価値とは?
【次ページ】AI変革の最前線、銀行業務×専門AI「5つの成功事例」
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