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- 2022/11/01 掲載
テスラ株「50%下落」は何を意味する?ツイッター手に入れたイーロン・マスクが失ったもの
2021年11月のピークから「50%下落」のテスラ株
イーロン・マスク氏のテスラでさえ、現在の下げ相場から逃れることはできず、その影響は、熱狂的な信奉者の範囲をはるかに超える投資家たちに及んでいる。過去2年間の大部分で重力に逆らった後、テスラの株価は2021年11月のピークから50%近く下落し、2021年の上昇分をすべて返してしまった。この株価下落の大部分は2022年10月に発生したもので、CEOであるマスク氏が方針を転換し、ツイッターを440億ドルで買収する計画を発表してから株価は30%急落した。
テスラの株価が10月14日の1日で8%近く下落したことを受けて、長年の市場観測筋であり、シカゴに本拠を置くマクロ分析企業であるビアンコ・リサーチのジム・ビアンコ社長は、業績悪化を示すチャートをツイートした。
This is arguably the most important stock.
— Jim Bianco biancoresearch.eth (@biancoresearch) October 14, 2022
*TESLA FALLS 7.7%, SET TO CLOSE 50% BELOW NOVEMBER CLOSING HIGH pic.twitter.com/Kibodkrtk8
ビアンコ氏は「これ(テスラ株)が観察すべき最も重要な株式であることは間違いない」と指摘し、「幅広いファン層が支持し続けているため、最悪の事態はまだ来ていない可能性がある」と警告しているが、幻滅が大きくなれば状況は変わるかもしれない。
ファクトセットによると、テスラは10月12日に第3四半期の売上高を214億5,000万ドルと報告、コンセンサス予想の219億8,000万ドルを下回った。同社の1株当たり利益は1.05ドルで、予想の1.00ドルを上回っている。
テスラは収益の不足について、原材料、物流、ドル高に関連するコストの上昇をその原因として挙げた。同社の役員は、テキサスとベルリンの新工場における生産上の問題を理由に、「2022年末までに納車台数を50%増やすという目標は達成できないだろう」と述べている。アナリストらは、テスラ車の納車待ちの短縮も相まって、納車遅れが不況の恐れの高まりによる需要の弱体化を反映している可能性があることを引き続き懸念している。
マスク氏はツイッターに多額の費用を払っていることを認めたが、このソーシャルメディアプラットフォームの長期的な潜在能力は価格をはるかに上回っていると述べた。
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