- 2026/08/27 11:25 掲載
AWS、エヌビディアGPUを200万基追加へ──AI需要急増で計画3倍
AWSは2026年3月の「NVIDIA GTC 2026」で、同年からエヌビディア製GPUを100万基超追加する計画を明らかにしていた。しかし両社によると、その後の需要が当初の想定を上回ったため、新たに200万基を追加することになった。単純合計では300万基超となり、3月時点で示した規模の約3倍となる。
協業はGPUの大量導入にとどまらない。AWSはエヌビディアの「Vera」CPUを採用するほか、ネットワークやオープンモデル、データ処理、ロボティクスでも連携を深める。米政府向けでは、安全性を高めたAWSのインフラ上に10万基のGPUを備えるAI基盤を構築する計画も示した。
また、Amazon RoboticsはエヌビディアのフィジカルAI基盤を採用し、倉庫自動化や次世代ロボットの開発を進める。AWSではエヌビディアのオープンモデル「Nemotron」をAmazon BedrockやAmazon SageMakerで引き続き提供する。
一方、アマゾンは独自AIチップ「Trainium」やCPU「Graviton」への投資も拡大している。AWSのチップ事業は年換算売上高が急成長しており、アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は、エヌビディアとの提携を続けながら顧客に幅広い選択肢を提供する戦略を示している。自社製チップを拡大しつつ、顧客需要の強いエヌビディア製GPUも大量に確保する構図だ。
AI向け半導体需要の強さは、エヌビディアの業績にも表れている。同社が8月26日に公表した2027会計年度第2四半期決算では、売上高が前年同期比106%増となり、データセンター部門の売上高も117%増えた。
エヌビディアのジェンスン・ファンCEOはAWSとの協業について「需要はあらゆる予測を上回っている」と説明した。独自AIチップを大規模に開発するアマゾンが、それでもエヌビディア製GPUの導入計画を大幅に積み増したことは、AIインフラを巡る計算需要の拡大を象徴する動きとなる。
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