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- 2025/12/18 掲載
EVダメでも…ホンダが笑う理由、「世界最強のバイク事業」が稼ぎ出す安定利益の裏側
執筆のメインフィールドは自動車関係。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。特にインタビューを得意とする。見えにくいエンジニアリングやコンセプト、魅力などを分かりやすく説明できるよう心掛けている。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を約10年経験。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員、自動車技術会会員、環境社会検定試験(ECO検定)。
日産と比較しても…ホンダが強い理由
2025年の大きな話題の1つが「ホンダと日産の流れてしまった経営統合」でしょう。その経営統合の話を振り返ってみれば、弱った日産をホンダが助ける、もしくは飲み込むという印象が強く残りました。しかし、考えてみれば、なぜホンダはそこまで立場が強かったのでしょうか。 2024年度の実績を見ると、ホンダの年間販売台数は約381万台、日産は335万台。販売台数だけを比較してみれば、両社にそれほどの差はありません。
ホンダのクルマが儲かりやすい構造かと言えば、それも違います。ホンダが得意とするのは小さなクルマですから、大きなクルマを得意とする日産よりも、1台当たりの利益が上回ることはないでしょう。
現在、日産が北米市場で構造的に赤字体質になっているという問題がありますが、それはいつまでも続くわけではありません。つまり、クルマの実力だけを見れば、日産よりホンダが強い、というわけではないのです。
それでは、何がホンダの強さを生み出しているのでしょうか。それは日産にない“二輪車の強み”です。
ホンダは、もともとオートバイのメーカーから成長した企業です。そのため、今でもホンダのオートバイは、高い評価を受けており、そして確実に儲かっている部門なのです。ここからは、ホンダの二輪事業がどれだけ儲かっているのか、詳しく見ていきます。
【図解】かなり儲かってる…?ホンダの二輪事業の実力
具体的に、直近である今年度(2025年度)前半のホンダの業績を見てみましょう。会社全体としての営業利益は4,381億円を達成しています。営業利益率は4.1%です。
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