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  • 2010/02/22 掲載

日本仮想化技術 宮原徹氏インタビュー前編:仮想化を最大限活用するために検討するべきこと

サーバ仮想化に潜む5つの落とし穴 特別編

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仮想化技術やオープンソースソフトウェアに関する著作・講演活動を精力的にこなし、現在は日本仮想化技術および、びぎねっとの代表取締役社長をつとめている宮原徹氏。実際の仮想化導入現場を数多くこなしてきた宮原氏に、仮想化の本質、今後の展望、さらに仮想化を最適に導入する方法などについて話を伺った。前編は主に仮想化の最新動向と、導入前に検討するべきポイントについて。

なぜ仮想化が注目されているのか

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日本仮想化技術 代表取締役社長 宮原徹 氏
──ここ数年で、IAサーバの仮想化への注目度が一気に高まりました。その背景について、どのようにお考えでしょうか。

 IAサーバの低価格化が進んだ結果、企業は次々とサーバを追加してきました。それが、3年、5年と経過して老朽化が進み、改めて見直すとそれほど使っていないのに台数が多く、設置スペースをとり、さらに電気も食っているという状況に陥りました。また、サーバが壊れたときにも、メーカーもバラバラで、場合によっては導入時の担当者が退職しているため、管理者もどこに連絡していいのかもわからない、という状況にあります。そこで、サーバを仮想化して集約したいというニーズが急速に高まってきたのだと思います。

──IAサーバの仮想化のメリットについてどうお考えですか。

 我々は「緩やかに冗長性が高まります」という言い方をします。これまでIAサーバを増やしていたユーザーは、壊れたらどうするか、というところまで考えていないケースがほとんどです。ハードウェアの老朽化やリース切れの代替手段が用意されていないのです。

 しかし、何台かのIAサーバを並べて仮想マシンを動かすことで、緩やかに補い合えるようになります。1台が壊れたら、そこで動いていた仮想マシンを別のマシンで再起動し、システムを動かし続けることができるのです。従来は、データベースだけ、というようにピンポイントで冗長化を行っていたわけですが、IAサーバの仮想化では、システム全体の冗長性を緩やかに高めることが可能なのです。

──改めて仮想化の実現方法と選択のポイントについて教えていただけますか。

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