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  • 2026/10/05 掲載

頭ごなしに「AI禁止」してない? 社員のAI使用を止めずに“情報漏えいを防ぐ”新対策

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AI活用が広がる一方、企業にとって大きな課題となっているのがセキュリティだ。特に最近は、従業員が個人向けAIサービスを業務で利用する「シャドーAI」による情報漏えいのリスクが高まっている。とはいえ、企業としても本来はAI活用を積極的に進めたいはずだ。今求められるのは、AIを「使わせない」ことではなく、安全性を確保しながら活用を広げられる仕組みである。では、社員のAI活用を止めることなく情報漏えいを防ぐにはどうすればいいのか。
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まさか社員が個人向けAIに機密情報を…急増する「シャドーAI」、禁止せずに「安全に社員に使わせる」ためには?

「AI禁止」では解決しない、企業が直面する新たなリスク

 生成AIの活用が当たり前になる中、企業が警戒すべきリスクの1つが「シャドーAI」だ。これは、会社が正式に許可していないAIサービスを従業員が業務で利用する状態を指す。

 実際、2026年9月3日、RIZAPグループは、子会社の従業員が個人で利用するAIサービスに1万9996人分の個人情報をアップロードしたと発表した。現時点で外部への情報流出などの被害は確認されていないが、こうした事案はAI活用が広がるほど、多くの企業にとってひとごとではなくなる。

 ならば、会社が許可していないAIを禁止すればいい──。それでは根本的な解決にならない。これからAIを使いこなせるかどうかは、企業の生産性や競争力を左右するだけでなく、従業員に求められるスキルにもなっていく。

 一方、大手企業ではAIプロジェクトがPoCにとどまり、全社展開へ進めないケースも少なくない。利用範囲を広げるほど、情報漏えいをはじめとするリスク管理が難しくなるからだ。だからこそ必要なのは、AIを「使わせない」ことではなく、「安全に使わせる」仕組みである。

 ただし、ここには難しい問題がある。従来のセキュリティ対策は、利用するサービスへのアクセスを制御したり、特定の情報が外部へ送られるのを防いだりすることが中心だった。しかし生成AIでは、「どのAIを使ったか」だけでなく、「AIに何を入力したのか」まで見る必要が出てくる。

 つまり、従来のセキュリティ製品だけではカバーしにくい領域が生まれているのだ。

 しかし、この分厚い壁を突破する方法がある。たとえば、従業員がAIに顧客の個人情報や社外秘のデータを入力した瞬間にそれを検知し、送信前に自動でブロックしたり、機密部分だけをマスクしたりできればどうだろうか。従業員はAIを使い続けられ、企業側は情報漏えいのリスクを抑えられる。

 AIを禁止するのではなく、安全に使える範囲を広げていく。企業のAI活用を前に進めるセキュリティ対策について考えていこう。

この記事の続き >>

  • ・従来のセキュリティ対策ではなぜ足りない? AI時代に生まれた「新たな死角」

    ・社員が機密情報を入力した瞬間に検知、「プロンプト監視」の方法とは

    ・シャドーAIを“禁止せず”可視化・制御、全社利用を可能にする方法

    ・海外大手も導入、PoCどまりの企業がAI活用を広げるための「次の一手」

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