リッチ化するWebサイトを高速化、PC・スマホ・タブレットで快適閲覧する方法をADCから探る
コンテンツのリッチ化と端末の多様化がもたらした課題
こうしたリッチコンテンツの普及の背景には、コンテンツ管理の負担増大という課題が隠れている。数多くの画像・動画ファイル、構造化のために分散化したCSSなど、1ページのWebを構成するパーツは数十からときには100を超える。
複雑になったコンテンツを端末の種類や通信環境に合わせて最適化するのは容易ではない。コンテンツのリッチ化と並行して進んできた端末の多様化が、その難しさに拍車をかけていると、SCSK プラットフォームソリューション事業部門の梶谷雅輝氏は語る。
「PCで使われる数種類のブラウザだけに向けて調整できた時代とは違い、今はスマートフォンやタブレットといった各種モバイル機器向けの配信も考えなければなりません。解像度も処理速度も多様で、しかも通信環境は固定回線に比べて恵まれていません。これらの環境にも、よりよいユーザーエクスペリエンスを提供していくために、コンテンツ制作者やサイト管理者は苦労しています。」(梶谷氏)
特に最適化に苦しむのが、ECサイトやキャンペーンサイト、ソーシャルゲームサイトなどだ。ECサイトは商品画像を大量に掲載しており、データ量が多くなりがちなため、モバイルでの快適な閲覧を実現するのが難しい。またキャンペーンサイトは一時的に多くのユーザーが押しかけるなど、繁閑の差が激しく、なおかつ期間やコストの制約から対応にかけられるリソースが多くないことも課題だ。
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