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Notesを使い続けている企業にとって、Notesマイグレーションは、いつかは決断しなければならないテーマだ。しかし、いざ決断するためには、移行先製品の選定、移行にかかる手間とコスト……など、検討すべき課題は多い。こうした中、導入企業の約半数がNotesからの移行という製品がある。同製品の担当者が、Notesマイグレーションを成功に導くポイントを語った。
Notesユーザーが抱える課題と脱Notesの懸念点
営業本部
オペレーションリサーチグループ
システムコンサルティングマネージャー
高松 雅尭 氏
特徴的なのは、導入企業の約半数がNotesからの移行であることだ。数多くのNotes移行を支援してきたアリエル・ネットワークの高松雅尭 氏は、現在のNotesユーザーが抱えている課題を、次のように説明する。
「拡張性の欠如、システムの陳腐化と利用率の低下、システムのブラックボックス化、膨大なデータベース・アプリの管理負担、技術者の減少など、さまざまな課題を抱えているのが実態です。さらに最近は、情報システム部門が業績への貢献を求められる傾向が強まっています。限られた予算内で、急速に変化するITトレンドへの対応、自社に最適なユーザビリティの実現、既存システムとの整合性、セキュリティの強化などを求められています」（高松氏）
「既存のグループウェアに移行した場合、補完できない部分をカスタマイズで対応したり、別のソリューションを組み合わせたりすることになります。場合によっては自社開発することもありますが、そうすると、かえって開発生産性が低下したり、管理・運用の負担が増大したりする懸念があります。また、企業のIT投資が削減される中、管理者が不在になったり、システムのライフサイクルを意識したシステム構築が困難になったりするリスクもあるのです」（高松氏）
Notesからアリエル・エンタープライズに移行した2つの事例
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