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- 2025/07/31 掲載
応募倍率「驚異の10倍超」…愛知と三重の運送会社に“若者が殺到”する「3つの秘密」
連載:「日本の物流現場から」
Pavism 代表。元トラックドライバーでありながら、IBMグループでWebビジネスを手がけてきたという異色の経歴を持つ。現在は、物流業界を中心に、Webサイト制作、ライティング、コンサルティングなどを手がける。メルマガ『秋元通信』では、物流、ITから、人材教育、街歩きまで幅広い記事を執筆し、月二回数千名の読者に配信している。
信じられないほど「人が集まる」運送会社2社
愛知県みよし市に本社を構えるmirai計画 代表取締役の柳川 佑平氏は、「今年(2025年)に入ってから面接を行った人数は約100名(取材時の5月時点)で、そのうち20名が管理職に対する応募でした」と語る。昨年末の従業員数が30名で、取材時点で従業員数が35名だから、面接倍率は20倍になる。なおこれらはあくまで面接を行った人の数であり応募者数ではない。ちなみに管理職への応募は70名もいたそうだ。
三重県亀山市に本社を構えるカワキタエクスプレス 代表取締役社長の川北 辰実氏も「ドライバーの応募倍率は10倍ほど。中には当社に就職するため、東京、北九州、大阪、奈良、京都などから当社のある三重県亀山市近辺に引っ越してきた人もいます」と語る。
川北氏、柳川氏とも、「クルマの運転が好きで、『トラックドライバーになりたい(興味がある)』という人は、若者にも一定数存在します」と力説する。
ではなぜ他の運送会社は、そういった人々を採用することができないのか? 2社の取り組みから探っていこう。 【次ページ】ポイント(1):ブランディング戦略
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