物流・ITライター 坂田 良平
Pavism 代表。元トラックドライバーでありながら、IBMグループでWebビジネスを手がけてきたという異色の経歴を持つ。現在は、物流業界を中心に、Webサイト制作、ライティング、コンサルティングなどを手がける。メルマガ『秋元通信』では、物流、ITから、人材教育、街歩きまで幅広い記事を執筆し、月二回数千名の読者に配信している。
政府が推し進める物流革新政策では荷主に対し、物流改善の責任と主体を求めている。だが「物流改善なんて、物流事業者に丸投げすればいいんじゃないの?」、本音ではこのように考えている荷主もいることだろう。事実、これだけ物流クライシスが叫ばれる今になっても、「荷主の責任」として物流改善を図る企業は意外と少ない。そんな中、物流の2024年問題が取り沙汰されるずっと以前から、荷主の責任を自覚し、物流改善に取り組んできたのが「超熟」を代表とする「Pasco」ブランドでパンを製造してきた敷島製パン(名古屋市東区)である。具体的にどのような取り組みを進めているのか、同社 パスコウエストカンパニー 物流部長 今西 勝之氏に話を聞いた。