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  • 2016/11/10
 ハーレーも実践!第4次産業革命時代のサプライチェーン戦略

あらゆるモノがデジタル化され、ネットワークにつながり、クラウドで共有されるインダストリー4.0/第4次産業革命の時代には、企業は製品ありきではなく、ビジネスプロセスそのものを「顧客志向」に変革する必要がある。たとえば顧客ごとにカスタマイズされた製品を大規模に生産する「マスカスタマイゼーション」を実現するには、「パーソナライズ」「リアルタイム」などのテクノロジーがキーとなり、物流をはじめとするサプライチェーン改革も必要となる。デジタル時代のサプライチェーンに求められているものは何か、サプライチェーン改革のために重要なポイントを探った。

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あらゆるものがつながる時代だからこそ、
サプライチェーン管理の重要性が増している

サプライチェーンの変革は「メーカー主導」から「顧客主導」へ

 あらゆるモノがデジタル化していく時代に、企業がビジネスプロセスを「顧客志向」に変革していくためにはどうしたらよいか。そのキーワードの一つが「顧客主導」だ。

 ますます高度になる顧客からの要求に応えるため、製品開発は顧客ニーズ主導となり、パーソナライズされた製品を独自に開発・提供することが求められる。また、IoTをはじめとするテクノロジーを利活用しながら、あらゆるパートナーとのビジネスネットワークを通じてリアルタイムにサービスを提供しなければならない。

 一方、モノづくりの現場では、デジタルによる「断絶」が起きている。日本の製造業でも、モノづくりの品質の高さは折り紙つきだが、業務プロセスの管理は依然として紙ベースという会社は少なくない。サプライチェーンの計画、実績管理はExcelで、担当者のPCの中にだけデータがあるというケースがあるのではないだろうか。

 従来のように、単一の製品を大量生産していた時代は、そうしたやり方でも需要予測はそれほど難しくはなかっただろう。しかし、顧客の個別要望に応えながら、大量生産の手法でカスタムメイドやオーダーメードを、低コストで実現する「マスカスタマイゼーション」を行うためには、個別の製品に対するきめ細かな需要予測が欠かせない。

 「この色とこの形のパーツ」というように、細分化されたオプションのパターンをどこまで生産計画として予測に組み込んでいくか。こうしたサプライチェーンの計画に際しては、実際の注文、製造の実績が管理され、データに基づき個別オプション品の注文実績と、今後の予測を行うサイクルを繰り返していかなければならない。

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ハーレーダビットソンは自分だけのバイクを極めて短納期で入手できるシステムを構築している

 つまり、担当者、部門、工場などの「閉じた世界」で管理するのではなく、製品情報や生産管理、製造実行管理、販売拠点の注文システム、部品、物流など、サプライチェーン全体でデータが連係して一貫して全部つながっていることが、デジタル化の時代のサプライチェーン管理には欠かせないのだ。

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