知らなきゃヤバい「バックアップ」の新常識、確実な復旧だけじゃない賢い活用法
「取っていれば良い」わけではない、これからのバックアップ
このような感染リスクをゼロにするのは困難な現状から、防御対策とともに感染した場合の被害を最小限にするための対策がますます重要になってきている。
その際にポイントになるのが、バックアップである。バックアップを取っておくことにより、システムがランサムウェアに感染した場合でも、迅速かつ安全なデータの復旧が可能になる。システムダウンによってビジネスが停止してしまった場合でも、早期での事業再開の道筋をつけられる。セキュリティ対策において、バックアップの環境を整えて企業の復旧力を高めることの重要性が高まっているのだ。
ただし、バックアップさえ取っておけば安心というわけではない。攻撃によってバックアップそのものが暗号化されてしまったり、バックアップにアクセスできなかったりするケースなどが考えられるからだ。ここからは、確実な復旧を実現するバックアップ手法について、具体的に解説していこう。
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