any株式会社 提供コンテンツ

  • スペシャル
  • 会員限定
  • 2025/06/24 掲載

所要時間「1週間→1分」の衝撃…DX推進を加速させるナレッジマネジメントの新常識

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
「DXに取り組んでいるのに成果を実感できない」──そんな悩みを抱える企業が、2024年には35.1%と3社に1社以上となった。この背景には、「属人化した知見や技術」が継承されず、貴重なデータ・情報資産を活用できない「ナレッジマネジメントの課題」が潜んでいる。知識やノウハウが属人化し、情報共有が進まないのはなぜか。日本企業のナレッジマネジメントの根本的な問題点を洗い出し、生成AIを用いたアプローチによる解決策を探る。
photo
DXで成果を実感するために必要なコトとは
(Photo/Shutterstock)

知識・技能の継承や情報共有上の課題が、本質的なDXを阻む

 少子高齢化と人口減少が同時進行する中で、労働力の確保と生産性の向上は大きな経営課題であり、これを解決する切り札こそDXであると期待されている。

 しかし、DXによって期待する効果が出ていると感じている企業は少ないのが実情だ。ある調査では、「DXに取り組んでいる」と答えた企業の割合が、2023年では50.8%、2024年は57.3%と増加したが、同時に「まだ成果が出ていない」と回答した企業は25.9%から35.1%へと大幅に増加しているという。多くの企業がDXに取り組んでいるものの、成果を実感できていないのは由々しき事態である。

 こうしてDXを阻害する大きな要因として考えられるのが、「情報共有をする上での課題」と「業務に必要な情報を得る上での課題」だ。実際に、「どこに・どんな情報を発信・共有すればいいのか分からない」と感じたことがある方も多いのではないだろうか。

 また、「業務に必要な情報を得る上での課題」では、3人に1人が「必要な情報にたどり着くまでに時間がかかる」と答えている。さらに、Helpfeel社の「エンタープライズサーチ(企業内検索)に関する実態調査レポート」によると、業務中に社内情報を調べる時間は、1日あたり平均1時間5分にも及んだ。これは月20営業日として年間で換算すると、なんと「260時間」にも上る。

 こうした課題は、データや情報資産を活用する仕組みがないだけでなく、知識・技能が「属人化」していることにも起因している。人が入れ替わっていく中で、知識や技能をいかに継承し、情報資産として活用するか。この点こそが、解決の鍵を握っているといえそうだ。

 次章からは、DX推進を阻害している「知識・技能の継承や情報共有における課題」を明らかにした上で、生成AIを活用したアプローチによる解決策を紹介していく。

この記事の続き >>

  • ・「情報の属人化」だけじゃない…社内で知識・技能や情報を共有できない3つの主要因
    ・「人の暗黙知」を引き出すことがナレッジマネジメント成功の秘訣
    ・所要時間が「1週間→1分」になった事例も。ナレッジ活用の効果とメリット
    ・某自動車部品メーカーが実践、熟練技術者のノウハウを次世代に引き継いだ仕組みとは

この続きは
会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。

すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!

  • ここでしか見られない

    2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!

  • 完全無料

    登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!

  • トレンドを聞いて学ぶ

    年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!

  • 興味関心のみ厳選

    トピック(タグ)をフォローして自動収集!

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます


処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます