所要時間「1週間→1分」の衝撃…DX推進を加速させるナレッジマネジメントの新常識
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知識・技能の継承や情報共有上の課題が、本質的なDXを阻む
しかし、DXによって期待する効果が出ていると感じている企業は少ないのが実情だ。ある調査では、「DXに取り組んでいる」と答えた企業の割合が、2023年では50.8%、2024年は57.3%と増加したが、同時に「まだ成果が出ていない」と回答した企業は25.9%から35.1%へと大幅に増加しているという。多くの企業がDXに取り組んでいるものの、成果を実感できていないのは由々しき事態である。
こうしてDXを阻害する大きな要因として考えられるのが、「情報共有をする上での課題」と「業務に必要な情報を得る上での課題」だ。実際に、「どこに・どんな情報を発信・共有すればいいのか分からない」と感じたことがある方も多いのではないだろうか。
また、「業務に必要な情報を得る上での課題」では、3人に1人が「必要な情報にたどり着くまでに時間がかかる」と答えている。さらに、Helpfeel社の「エンタープライズサーチ(企業内検索)に関する実態調査レポート」によると、業務中に社内情報を調べる時間は、1日あたり平均1時間5分にも及んだ。これは月20営業日として年間で換算すると、なんと「260時間」にも上る。
こうした課題は、データや情報資産を活用する仕組みがないだけでなく、知識・技能が「属人化」していることにも起因している。人が入れ替わっていく中で、知識や技能をいかに継承し、情報資産として活用するか。この点こそが、解決の鍵を握っているといえそうだ。
次章からは、DX推進を阻害している「知識・技能の継承や情報共有における課題」を明らかにした上で、生成AIを活用したアプローチによる解決策を紹介していく。
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・「情報の属人化」だけじゃない…社内で知識・技能や情報を共有できない3つの主要因
・「人の暗黙知」を引き出すことがナレッジマネジメント成功の秘訣
・所要時間が「1週間→1分」になった事例も。ナレッジ活用の効果とメリット
・某自動車部品メーカーが実践、熟練技術者のノウハウを次世代に引き継いだ仕組みとは
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