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  • 2026/07/22 掲載

「悪を排除」はもう古い? ANA・JTBも実践「OSの要塞化」というセキュリティの新手法

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サイバー攻撃が物流や受発注システムを止める時代に、EDRだけでは太刀打ちできない現実がある。攻撃者は正規ユーザーになりすまし、検知の網を巧みにすり抜けるからだ。一方でANAやJTBは、検知だけに留まらないある対策によって盤石な防御体制を築いている。その答えは、従来のセキュリティの常識を根本から覆す「あるアプローチ」にある。
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EDRの落とし穴を補うセキュリティのアプローチとは
(画像:Gemini/Nano Banana)

検知をすり抜ける、サイバー攻撃「6の特徴」

 2025年、国内ではサイバー攻撃が物理的な社会活動に影響を及ぼす「サイバーフィジカルリスク」が顕在化した。ある大手飲料メーカーではランサムウェア攻撃により受発注・出荷システムが停止。また、大手物流企業では基幹システムが停止し、サプライチェーンが寸断されるなど、事業継続に深刻な影響を与える事例が相次いだ。

 これらの攻撃手法を分析すると、ある共通点が見えてくる。それは、攻撃の大部分が「正規の認証情報」と「正規のツール」を悪用して行われているという事実だ。攻撃者はシステムに侵入した後、OSに標準搭載されている管理ツールなどを巧みに使いこなし、内部で静かに権限を拡大。ランサムウェアのような明確に「悪意のあるファイル」が登場するのは最終局面であり、それまでの活動は一見すると正規ユーザーの操作と見分けがつかない。

 こうした攻撃者の常とう手段には6つの特徴がある。それが、「回りくどい攻撃」「極めてグレーな動き」「検知すべきファイルがない」「通信先を遮断できない」「防御の無効化」「正規ユーザーへのなりすまし」だ。これらはすべて、アンチウイルスやEDR(Endpoint Detection and Response)といった検知の網をすり抜けるための擬態工作である。

 結果として、企業は侵入に気づくことができず、発覚したときには極めて短時間で致命的な被害を受けてしまう。検知を前提とした対策だけでは、もはや巧妙化する脅威からビジネスを守りきれない現実が、ここにはある。では、どうすれば良いのか?

この記事の続き >>

  • ・攻撃者の必勝パターンを阻害する「OSの要塞化」とは

    ・OSの要塞化を実現する「2つのアプローチ」

    ・ポイント:「悪」を排除ではなく、「正」以外を排除

    ・ANA・JTBも実践、対応工数「66%」削減の効果も

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