バックアップでは守れない時代、日本企業に今求められる「サイバーRTO」とは?
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「バックアップがあるから大丈夫」が命取りになる理由
セキュリティ分野への投資は世界規模で右肩上がりを続け、2024年には30兆円以上に達した。しかし、それだけの投資があっても、ランサムウェアによる被害額は同年だけで1,000億円を超えた。
セキュリティ投資は増えているのに、被害は一向に減っていない。これは「イタチごっこが終わらない世界」である。
問題の核心は、攻撃の標的が変化し続けていることにある。ランサムウェアの歴史は1989年の「トロイの木馬」にさかのぼるが、当初は本番データの暗号化・窃取が主な手口だった。だからこそ「バックアップさえあれば戻せる」という対策が有効だった。ところが攻撃者はすぐに学習した。
今や攻撃の93%以上がバックアップそのものを狙いにくるというデータがある。理由はシンプルだ。復旧できないようにするためである。バックアップデータを破壊すれば、企業はゼロからシステムを再構築するしかなくなり、インシデントの長期化が避けられない。身代金を支払う可能性も高まる。さらに攻撃は仮想基盤、認証基盤(ID)、クラウドへと戦線を拡大し続けており、「特定の環境に預けているから安全」という前提そのものが崩壊しつつある。
医療施設において閉域網(インターネットと切り離された専用ネットワーク)で電子カルテを管理していたにも関わらず、取引先業者経由で侵入され、数か月に及ぶ復旧期間を要したケースも存在する。「閉域網で管理していれば絶対に大丈夫」という時代ではないのだ。
クラウドも例外ではない。アクセスキーを不正取得されてAWSのS3バケット(データ保管領域)を本番・バックアップともに全削除された事例も現実に起きている。「イタチごっこが終わらない世界」で企業はどのように対策すべきなのか?
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・ランサムウェア復旧が「通常の100倍」かかる本当の理由
・「どこが」「いつが」安全か分からないと復旧は始まらない
・“サイバーRTO”をどう管理する?
・侵害を前提に考える──大手金融機関CISOが語る覚悟
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