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  • 2026/05/20 掲載

「パスワード送付」も「URL送付」も古い、“脱PPAP”の常識を覆す第3の道とは

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脱PPAPの救世主と目された「URL送付方式」。だが現実は、受信者に認証や再送依頼の負担を強いる「不便な代替策」に過ぎなかった。管理のブラックボックス化も進み、いまや取引先から拒否されるケースすら出ている。パスワードレスという利便性と、強固なセキュリティを両立する「第3の道」はあるのか? これまで盲信してきた「ファイルを暗号化する」という前提そのものを覆す、驚きの解決策に迫る。
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ついに明らかになった脱PPAPの「本質的な答え」
(画像:Gemini/Nano Banana)

PPAP代替の主役「URL方式」に潜む限界

 パスワード付き暗号化Zipファイルをメールで送り、別メールでパスワードを通知する──いわゆる「PPAP」は、日本企業で長く使われてきた。

 しかし、ファイルとパスワードがほぼ同じ経路を通る以上、その有効性には以前から疑問視されていた。2020年に被害を広げたマルウェア「Emotet」を機に、その脆弱さはさらに強く意識されるようになり、同年11月、日本政府は「PPAP廃止」を打ち出し、多くの企業が「脱PPAP」へ動き出したのである。

 その代替手段として注目を集めたのが、URLリンクによるファイル共有だ。しかし、この方式も決して万能ではない。受信者はリンクを開き、保存先を確認し、ときに認証やダウンロード操作を求められる。送信者側も、有効期限切れによる再送対応などが発生する。手間は「消えた」のではなく、別の形に「置き換わった」だけとも言える。

 加えて、管理・監査の面でも課題がある。メールをアーカイブして調査や証跡確認に活用する企業にとって、URL方式は添付ファイルの実体がメール内に残らず、追跡しにくい。安全性を高めるはずの代替策が、新たな管理負担を生んでいるのだ。結果として、URL形式での受け取りを敬遠する取引先も増えている。

 さらに近年、生成AIの普及で日本語のフィッシングメールは巧妙化し、なりすましの脅威も増している。CCとBCCの取り違えといったヒューマンエラーも後を絶たない。メールセキュリティはもはや「取引の信頼性そのもの」を左右する経営課題になりつつある。

 旧態依然としたPPAPには戻れない。かといって、不便なURL方式が正解とも思えない。いま求められているのは、パスワードなどの手間が不要で、かつ安全に送付できる「第3の道」だ。これは一見、実現不可能な「いいとこ取り」に思える。だが実は、我々がこれまで「暗号化すべき対象」だと思い込んでいたもの、その前提自体が間違っていたとしたら──?

この記事の続き >>

  • 【新・PPAP対策1】ZipでもURLでもない、第3の脱PPAP手段とは?

    【新・PPAP対策2】金融庁が2025年に示した“暗号化の新常識”

    【新・PPAP対策3】送信者・受信者ともに「手間ゼロ」の運用とは

    【新・PPAP対策4】<事例>3社の成功事例から学ぶ、脱PPAPの最短ルート

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