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  • 2026/08/28 掲載
サッポロ、生成AI利用率93%へ…PoCで効果を見極め『全社の相棒』に育てた方法
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サッポロ、生成AI利用率93%へ…PoCで効果を見極め『全社の相棒』に育てた方法

多くの企業が生成AIの導入に踏み切るも、その活用は一部の従業員にとどまっている。現場からは「どう業務に生かせばいいか分からない」という声が上がり、期待された生産性向上が得られないケースは後を絶たない。サッポログループも、出発点は同じだった。そこから全社累計利用率93%に至るまで、効果の可視化、社員に寄り添うツール設計、地道な勉強会と、現場と向き合う工夫を重ねてきた。全社員を巻き込み、AIを日常業務の「相棒」へと変えるために、企業は何から始めるべきなのだろうか。

「一部の社員しか使わない…」担当者が最初に向き合った課題

 サッポロビールでDX企画部に所属する山下春来氏は、「生成AIの全社展開とその活用推進」という大役を任された。担当になった当初は、驚きを隠せなかったという。

 同社が直面していたのは、多くの日本企業が抱える課題そのものだった。ITリテラシーの高い一部の社員が個人的に利用する一方で、大半の社員にとって生成AIは未知のツール。具体的なユースケースがなければ、業務で活用するイメージすら湧かない。これでは、全社的な生産性向上など夢のまた夢だ。高額なライセンス費用を全社規模で投じても、結局は一部の社員しか使わずに終わってしまう──。そんな未来が容易に想像できる状況だった。

 この課題に対し、サッポログループが選んだのは、トップダウンで利用を強制する方法ではなかった。まず小さく効果を確かめ、社員が使い続けたくなる仕組みを1つずつ積み重ねていく。生成AIを一部の社員だけのツールで終わらせないために、何を考え、どう動いたのか。その道のりを追う。

この記事の続き >>

  • ・全社展開を決断させた「2段階PoC」の全貌

    ・利用率93%を実現した「サッポロ相棒」の内製開発と、その推進を支える様々な施策

    ・プロンプトスキルがなくても使える─現場発のノーコードAIアプリが広がった理由

    ・データ基盤と連携する「AIエージェント」、サッポロが描く仕事の未来

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