物流現場がサイバー攻撃の標的に マテハン環境のリスクと実践的な対策ロードマップ
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スマート化が進むも後手に回りがちなセキュリティ対策
一方、セキュリティ対策は後手に回っているケースも少なくない。昨今猛威を振るうランサムウェア攻撃は守りが弱い場所から侵入して横展開するため、マテハン(注1)側でしっかり対策しなければ企業全体が侵害を受けかねない。また、IT側で侵入を許した場合も物流サービスが停止して影響が外部にも広がるため、早急な対応が必要だ。
フォーティネットジャパン マーケティング本部 プロダクトマーケティングマネージャーの今井大輔氏は、自社の調査結果を踏まえ昨今の物流現場は高いリスクにさらされていると警鐘を鳴らす。
マーケティング本部
プロダクトマーケティングマネージャー
今井 大輔 氏
マテハン領域特有の課題と推奨される5つの対策ステップ
セキュリティビジネス推進部 第一課
沼 憲太郎 氏
その状況を踏まえた上で都築電気では、「ITネットワークとマテハンネットワークの分離」、「リモートメンテナンス環境の整備」、「端末ログイン時の認証強化」、「レガシーOS前提の端末・システムの保護」、「マテハンネットワーク全体の監視・検知の強靭化」という複数のステップや観点に分けた形での物流拠点のサイバーセキュリティ対策を推奨し、具体的な提案の取り組みを強化している。導入企業は自社の状況に応じて必要な施策を段階的に導入することで、業務への影響をなるべく抑えつつ、効果的に対策が実装できる形となっている。
導入を阻む壁と現実的な進め方
技術面では、レガシーの設備やマテハン特有のプロトコルがあるため汎用セキュリティ製品が適用できず、ネットワーク構成を変更すると設備に影響が出るリスクがあるため慎重な検証を要する。運用面では、設備を止められない制約があるため綿密な事前計画の立案が必要になる。組織面では社内でIT部門と現場の設備部門で予算が分かれ、外部の複数ベンダーも関与しているため、意思決定や役割分担が複雑になりやすい。
セキュリティビジネス推進部 第二課 課長
來山 真一 氏
都築電気 セキュリティビジネス推進部 第二課 課長 來山真一氏は、重要なのは最初から100点を目指さないことだと説く。
「現状を把握して優先順位を付け、段階的に進めていくのが現実的なアプローチになります。我々は各課題に対しての多様なセキュリティサービスのご提案・導入時の伴走を通じて、現場に最適な実効性が高いセキュリティ対策を提供します」
IT/OT両面のネットワークを理解する都築電気と、3社連携がもたらす強み
フォーティネット製品は、境界防御、エンドポイント監視・復旧、認証、外部攻撃対象領域管理(EASM)などに加え、それらの機器のログを集中管理・分析する製品群が揃っている。それらはFortiOSを中核とするシングルOSアーキテクチャーと、統合プラットフォームで提供されているため、 導入後も運用・監視がしやすい。
ネットワンパートナーズは、国内で最も多くのフォーティネット製品群を取り扱うディストリビューターとして、製品の価値を最大限に引き出せる強みを持つ。
プロダクト第2事業本部
セキュリティプロダクト第1部 副部長 兼 技術チーム マネージャー
碓井 雄一郎 氏
パートナー事業本部 第2営業部 第2チーム
鐘推 弥玲 氏
サイバー脅威が日々高度化・巧妙化する中で、物流関連企業にとって「いつ何が起こるかわからない」という前提での備えは、もはや欠かせないものとなっている。都築電気が提案するマテハン領域のセキュリティ対策は、その備えを具体的な対策へと落とし込むための有効な選択肢の1つといえるだろう。
https://r.sbbit.jp/814/186725NOP01