「IPA10大脅威2026」へどう備える? 「ランサム」「内部不正」「AIリスク」への解
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それに伴い、企業のセキュリティチームに求められる役割も急速に広がっている。サイバー攻撃への備えだけでなく、コンプライアンス要件や金融犯罪への対応まで守備範囲は広がり、AIの活用が進む中では、脅威をいかに早く検知し、対処できるかも重要になっている。
実際、近年の大企業におけるインシデントでは、EDR(端末上で不審な動作を検知・遮断するツール)などを導入していたにもかかわらず、高度な攻撃によって侵入を許したケースもある。侵入を防ぐ対策だけでなく、侵入後の異変にすぐ「気づき」、被害が広がる前に対処する仕組みが必要なのだ。
そこで注目されているのが、SIEM(シーム:Security Information and Event Management)だ。サーバやネットワーク、クラウド、アプリケーションなど、組織内のさまざまな機器から出力されるログを一元的に集約・分析し、攻撃の予兆や異常を早期に検知する。単体のセキュリティツールでは見落としがちな「点と点のつながり」を可視化できることが大きな強みだ。
ただし、SIEMの必要性が分かっていても、導入は簡単ではない。「自社で構築・チューニングするノウハウがない」「何から検知ルールを作ればいいか分からない」といった課題があり、ゼロから設計すれば環境構築だけで4~6カ月を要することも珍しくない。
では、SIEM導入の最大の壁ともいえる「時間」と「専門知識」の問題を、どう乗り越えればいいのか。
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