「高機能製品を買えば安全」は幻想? 97%が直面“つぎはぎセキュリティ”の落とし穴
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「対策済み」のはずが…攻撃者が狙う「管理の隙間」
問題は「製品のつなぎ目」に潜む。あるツールが不審な動きを検知しても、別のツールが管理するクラウドや開発環境の状況を追えなければ、攻撃の全体像は見えない。米パロアルトネットワークスのレポートで引用されている調査によれば、97%の組織がID管理のサイロ化を経験。同じく97%がツールの分断で対応が遅れたと回答し、1件あたりの平均遅延は12時間だった。対策が多いことと、攻撃に素早く対応できることは同じではない。
2025年秋の「Shai-Hulud」攻撃では、開発に使われるnpm(JavaScript向けのソフトウェア部品を管理・配布する仕組み)のパッケージが攻撃に悪用された。悪意あるパッケージを通じて認証情報やトークンが窃取され、クラウド環境などにも被害が及ぶ恐れが生じた。社員のログインだけでなく、開発者や自動化ツールの権限も攻撃の足場になるのだ。AIエージェントの普及で「人ではないID」が増える中、企業が把握すべき権限や動きは一段と複雑になっている。
MFAやPAMがあっても、対策が分断されていれば、こうした動きを追えない恐れがある。では、その“死角”を、いかに埋めていくべきか。
製品の機能や数を比べるだけでは分からない「ある評価軸」がある。本レポートでは、選定前に確かめるべきこの判断基準と、ベンダーに問うべき「5つの質問」を紹介している。
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