【全日本食品事例】5%の顧客が8割の売上を占める!ビックデータ活用で見えてきた小売現場の新常識
一般的な日本の小売業が「標準化」と「教育」によって、「精度」と「効率」を実現して成功してきたのに対し、それとはまったく異なるアプローチで成長してきたと、全日本食品 情報システム本部 本部長 恩田明 氏は語る。
「全日食チェーンの加盟店は、小さいお店だと20坪から30坪、大きくても300坪~400坪くらいです。業種・業態も多岐にわたりますので、小売業の基本とされる『標準化』と『教育』を提供することが困難です。そこで全日食では『情報システム』と『データ』によって、『精度』と『効率』を追求していくという方針のもと、さまざまな施策を実施しています。」(恩田氏)
その全日食が注目したのが、小売業にとってのビッグデータ、つまり顧客ごとのレシートデータであった。顧客ごとのレシートを詳細に分析し、マーケティング戦略を組み立てることにしたのである。
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