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  • 2014/06/02 掲載
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Windows Server 2003 のサポート終了が、2015年7月に迫っている。サポート終了に伴い、多くの企業でシステム移行が検討されている今、アプリケーション ベンダーが早急に始めなくてはならない取り組みがある。それは、クラウドへの対応だ。クラウド対応に向けたステップ、プラットフォーム選びから、まずは考えてみよう。

Windows Server 2003からの移行先としてクラウドは外せない選択肢

 Windows XPのサポート終了が一段落したばかりではあるが、1年ほど先の2015年7月には、サーバーOSのWindows Server 2003もサポート終了を迎える。ビジネスのIT化が急速に進み、サーバーが身近になり始めた時代の製品だけに、業務システム、ファイルサーバーなどのプラットフォームとして、いまだに数多くの企業で使われている。

 こうした企業の多くが、Windows Server 2003のサポート終了を契機に、2014年から2015年にかけて社内サーバーの見直しを進めると見られている。最新のWindows Server 2012 R2への移行はもちろん、さまざまな選択肢が検討されることだろう。

Windows Server 2003のサポートは2015年7月15日に終了する。
これを機に社内サーバー環境を見直す企業は多いはずだ


 移行先の選択肢は、大きく2つに分けられる。オンプレミスとクラウドだ。Windows Server 2012 R2へ移行し、オンプレミスでサーバー運用を続ければ、利用するアプリケーションや運用体制の変更は小さく抑えられる。しかし、ITの所有コスト見直しの動きが進む現在、クラウド化によるTCOの削減に期待する企業は多いだろう。

 企業がクラウド化を選択した場合、今後も使い続けることができるのはクラウド化に対応したアプリケーションだけということになる。これまで利用してきたアプリケーションがクラウドで提供されていなければ、クラウドに対応した類似のアプリケーションや、SaaSで提供されるソリューションへと移行せざるを得ない。しかしその場合には、社内の教育コストや業務プロセスの見直しなど大きな負担が生じるため、できればこれまで通りのアプリケーションを使い続けたいというのが企業の本音であるはずだ。

 そうした企業の期待に応え、これからも使い続けてもらうために、オンプレミスでのみアプリケーションを提供しているベンダーは、早急にクラウド対応を進める必要がある。

ユーザー企業のクラウド化までに
ISVができる簡単なこと

 とはいえ、アプリケーションを開発する側であるISV(Independent Software Vendors)の方々も、これまでクラウド化の必要性を感じていなかった訳ではないだろう。多くのユーザー企業に使い続けてもらうため、クラウド対応の方策について検討を重ねているはずだ。それでもなかなか一歩を踏み出せないのは、1つはクラウド化を難しく考えすぎていることに原因があるようだ。

 クラウド化と聞いて思い浮かぶのは、すべてクラウド上で提供することを前提にしたSaaSのようなサービスだ。自社のアプリケーションをクラウド サービスとして一から作り、パッケージモデルに変わる新たなビジネスモデルを構築するにはどうすればよいか──そう考え始めるとさまざまなハードルが思い浮かび、どこから手を付けてよいのか、わからなくなるのかもしれない。

 しかし、すべての既存アプリケーションをいきなりSaaSにする必要はない。顧客の期待に応えながら、ステップ バイ ステップでクラウドに対応していき、クラウド サービスとしての完成度を高めていけばよいのだ。

 クラウド化の第1ステップは、マルチユーザー化や従量課金への対応は後回しにしても、既存アプリケーションをそのままクラウド上で動作させること。クラウドで提供できる姿勢をまず整えるということだ。その上で、既存アプリケーションの改修は最小限に抑えながら、アドオン機能等をクラウドで提供する第2ステップへと進む。こうしたステップを進めながら、アプリケーションをサービスとして提供するのに必要な技術やノウハウを養い、最終的にSaaSとしての完成形を目指せば、ベンダーにもユーザー企業にも大きな負担なくクラウドへ移行できる。

 また、たとえ第1ステップだけでも、「オンプレミスでサーバーを維持することなく、既存の業務環境を引き継ぎたい」という多くのユーザー企業の期待に応えることができる。

photo

クラウド対応には大きく3つのパターンがある。
いきなりSaaSを実現せずとも、ステップ バイ ステップで対応を進めていく手段もある

Azureなら既存環境との互換性が高い
今ならマイクロソフトの手厚い支援も

 既存アプリケーションがWindows Server向けのものであれば、検証におすすめなのはMicrosoft Azureだ。Azureが提供する仮想マシン(IaaS)なら、オンプレミスのWindows Server上で稼働する既存アプリケーションとの互換性も高く、ほとんど改修なしで動作させることも可能だ。また、クラウド サービス(PaaS)を利用すれば、顧客の増減に合わせて柔軟にリソースを確保できるクラウド時代のアプリケーションが提供できる。この互換性と拡張性の双方のメリットを同時に受けられるのが、Microsoft Azureなのだ。

 実際にアプリケーション改修の負担が少ないことを理由にMicrosoft Azureが選ばれた一例として、株式会社富士通システムソリューションズによる活用事例を紹介しよう。同社は業務アプリケーションをオンプレミスだけではなくクラウドでも提供するため、Microsoft Azureを選択した。その理由は、同社のアプリケーションが .Net Frameworkを採用していたからだ。他のパブリック クラウド プラットフォームを利用するためには、大幅な再開発が必要となるが、Microsoft Azureを使うことでアプリケーションの修正は最小限に抑えられたという。



▼株式会社富士通システムソリューションズ導入事例
https://www.microsoft.com/ja-jp/casestudies/fsol.aspx

 しかも今なら、2014年2月に開設したMicrosoft Azureの日本データセンターのオープンを記念して、日本ユーザー向けのキャンペーンが開催されており、マイクロソフトからの強力なサポートも得られる。Microsoft Azureの活用に関するトレーニングや、評価・検証のための技術支援、想定されるシステムに対する見積もり支援など、手厚い内容だ。



 さらに、早期にMicrosoft Azure対応支援プログラムに参加すれば、マイクロソフトのマーケティング活動の中で「Azure対策済みサービス」として紹介されるチャンスもある。ユーザー企業の期待に応えるためにも、ビジネスチャンスを失わないためにも、こうした機会を逃さずMicrosoft Azureを使ったクラウド化の検証をスタートしてほしい。



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Microsoft Azure 対応支援プログラムは、今後 Microsoft Azure に対応したアプリケーション開発や販売、ビジネスを計画される企業に、トレーニングやセミナー、見積もりのご支援、対応・検証の技術サポート、ソリューションのご紹介まで、総合的なメニューをご提供します。

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