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  • 2015/03/02 掲載
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最近、企業ITにおける「ハイブリッドクラウド」への注目度が上がっている。サーバ仮想化でシステムを集約する流れは、そのままプライベートクラウドに向かっているが、さらなる柔軟性を求める動きはますます活発化している。日本でハイブリッドクラウドサービスを手がけるベンダーも増える中、どういった選択基準で各社のサービスをみればよいのか。ハイブリッドクラウドを構築するうえで注意するポイントは何か。Publickey 編集長 新野淳一 氏とソフトバンクコマース&サービスで、仮想化クラウドビジネス統括部の統括部長をつとめる友秀貴氏が話し合った。

結果としてハイブリッドクラウドになった

──:いま、ハイブリッドクラウドが注目されている背景には何があるのでしょうか?

新野氏:多くの企業はこれまで、コスト削減を目的にサーバ仮想化でシステムを集約してきました。この流れは必然的にプライベートクラウドにつながります。同様に、当初はコスト削減する目的でパブリッククラウドも注目されてきました。ただ実際に使ってみると、柔軟性や迅速なITリソースの調達など、コスト削減だけでないメリットも見えてきて、「これは使えるぞ」となったのが2014年だったと思います。

 一方、クラウドベンダー側も2014年はエポックメイキングな年になりました。VMware vCloud Airが日本に進出し、マイクロソフトはAzureのデータセンターを日本に開設しました。オラクルもSaaSの一部のデータセンターを日本に置きましたし、12月にはIBMもSoftLayerのデータセンターを日本に置きました。

 こうした中、たとえばストレージのバックアップはクラウドA、グループウェアはクラウドBというように、移行できるところからパブリッククラウドに持っていくと、必然的にオンプレミスやプライベートクラウドとの連携が必要になります。これがいま、ハイブリッドクラウドが注目されている背景だと思います。

友氏:パブリッククラウドが進歩し、使えるレベルになってきたことで、厳しい競争に打ち勝ち、新たな成長を目指す企業がシステムをスピーディに構築する目的で、プライベートとパブリックを使い分けるようになってきたということだと思います。

新野氏:最初からハイブリッドクラウドを目指すというよりも、オンプレミスとプライベート、パブリックの"いいとこ取り"をしていったら、結果としてハイブリッドクラウドになった、ということだと思います。

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ハイブリッドクラウドの課題はネットワークが複雑になること

──:では現在のハイブリッドクラウドが抱えている課題は何だとお考えですか?

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