IoT基盤づくりのポイントを解説、工場と本社のシステムを連携させる意味とは
IoT化が進まない理由
「とはいえ、実際にIoTをうまく活用できているという声は、まだ世間からあまり聞こえてきません。そもそも製造業では、企業の事例がノウハウに直結するため、情報を公開しづらい側面もあります。そのため、これからIoTに取り組もうとする企業も、どう進めてよいのか見えないところがあるようです」と語るのは、TISの産業事業本部で製造ビジネスに携わる長井大典氏だ。
製造業におけるIoT化は2つの側面がある。1つは「売る製品自体を向上させるIoT化」、もう1つは「製造側を効率化するIoT化」だ。
そして製造企業が力点を置いているのは後者である。たとえば、工作機械や搬送装置などのメーカーが、IoTを活用して効率化を実現できるような機能をアピールしている。
一方で、IoTで収集したデータを可視化して分析するという観点では、AI(人工知能)の進展により、ある程度の成果が出はじめている。
ただし生産プロセスにおいては、数値目標として立てた予算と実績の達成状況の「予実管理」ができても、「そのより所となる原因が何か」という原因究明まで踏み込めていないのが実情だ。
これは現在地と目的地がわかっていても、どの道を行けば最も早く目的地にたどりつけるのかを理解していないドライバーと同じだ。
・分断されている「本社と工場」をつなげるために
・スタートはIoT基盤の整備
・業務プロセスとIoTが垂直統合でつながる意味
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