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  • 2020/08/31 掲載

なぜバックオフィス業務のデジタル化は進まないのか? 変革のポイントとは

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新型コロナウイルスにより、これまで当たり前とされてきた働き方が「ニューノーマル」として再構築されている。終息の見えないコロナ禍で、企業には早急なニューノーマルへの適応と新たな取り組みが求められている。リモートワークを始めとする新たなワークスタイルの定着は、すでに昨今のデジタルトランスフォーメーション(DX)で進められてきたバックオフィスの業務改革にも大きな影響を与えることが確実だ。ここでは、今後さらに重要視されるバックオフィスの業務改革のポイントとIT戦略の勘所を探っていこう。

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ニューノーマル時代、バックオフィス業務はどう変革していく?
(Photo/Getty Images)

バックオフィス業務のデジタル化を妨げている問題とは

 そもそもバックオフィス業務におけるデジタル化の目的とは何だろうか。DXの目的でもある「新規ビジネスの創出」や「サービスの高度化」が注目されがちではあるが、それらと同等に重要なのが「業務の効率化」だ。

 これから先、企業が限られた自社のリソースの中から新たなビジネスを開拓し成長させていくためには、バックオフィス業務の変革で可能な限りの省力化や省コスト化を進め、DXのための基礎体力づくりを進める取り組みが求められてくる。

 では、具体的には何に着眼して変革を進めていくべきだろうか。たとえば、現在のERPによるバックオフィス業務のワークフローでは、ERPの前後にあるデータのインプットやデータ成形は手作業だ。また、それらのデータをアウトプットするときの加工・成形や出力指示なども、人の手によるアナログ作業になる。

 これではいくら高性能のERPを導入しても、その前後にあるアナログ作業がバックオフィス業務効率化のボトルネックになってしまう。これをいかに解決するかが、ニューノーマル時代に対応する重要なヒントになってくる。

この記事の続き >>
・効率化のポイントはERPの“周辺業務”
・リモートワーク推奨企業で「経理・財務担当の半数近くが出社」の現状
・レガシーの呪縛から解放される3つのポイント

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