テレワークで負荷増のデバイスセキュリティ、もっと柔軟で効率的な方法はないのか

パッチ管理で頭を悩ますIT管理者、テレワークでさらに多忙に
パッチ管理でよくある課題として挙げられるのが、「機能更新プログラム(FU)」の適用だ。パッチ管理には、FU(Feature Update:機能更新プログラム)とQU(Quality Update:品質更新プログラム)、サードパーティーによる更新プログラムという大きく3つの種類がある。このうち、QUやサードパーティーはそれほど負荷の高い作業が求められない一方で、年2回のリリースが予定されるFUは、その配布と適用に工数がかかり、IT管理者が頭を抱えていることが多い。
たとえば、Windows 10のFUの適用サイクルを見てみよう。基本的なサポート期間となる18カ月の中で、IT管理者はパッチ情報がリリースされるたびに「検証」「パイロット」「配布展開」を経て、社内で利用した後に新しいバージョンへの「移行」というプロセスが発生する。また、その利用期間中にも次のバージョンのFUがリリースされるため、その検証やパイロットを常に繰り返す必要がある。
特に「テレワーク環境でのパッチ適用」が問題視されている。FUの中には数ギガバイトの容量があるものもある。その配信をVPN越しで実施することが難しいため、わざわざ出社して外部媒体に保存して配布する企業もあるのだ。
社内外に散在するデバイスへのパッチ適用は、これまで以上にIT管理者の負荷を増大させることが予想される。
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