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- 2025/07/16 掲載
二俣川だけじゃない?相鉄線が「激アツ路線」になってきた理由、沿線価値上昇の秘密
連載:小林拓矢の鉄道トレンド最前線
1979年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学教育学部社会科社会科学専修卒。「東洋経済オンライン」「ITmedia」「マイナビニュース」などに執筆。Yahoo!ニュースエキスパート。単著に『京急 最新の凄い話』(KAWADE夢文庫)、『関東の私鉄沿線格差』(KAWADE夢新書)、『JR中央本線 知らなかった凄い話』(KAWADE夢文庫)など。共著に『関西の鉄道 関東の鉄道 勝ちはどっち?』(新田浩之氏との共著、KAWADE夢文庫)、首都圏鉄道路線研究会『沿線格差』『駅格差』(SB新書)などがある。
激変中?相鉄線ユーザーに起きた「嬉しい変化」
相模鉄道は、横浜から海老名を結ぶ本線と、二俣川から湘南台へと向かういずみ野線を運行しており、この2路線により、横浜市内およびその周辺地域の移動に便利な私鉄として、長年地域住民に親しまれてきた。こうした背景から、相鉄は「住宅地の鉄道」としての色合いが強かった。近年、そんな相模鉄道の動向に注目が集まっている。
2019年の11月、相模鉄道とJR東日本埼京線が直通することになり、相鉄線沿線から新宿方面にダイレクトに接続するようになった。
また2023年3月からは、東急新横浜線を介して、東急東横線や東京メトロ副都心線・東武東上線に乗り入れたり、あるいは東急目黒線や都営三田線・東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道にも乗り入れたりしている。
また、西谷駅で分岐する相鉄新横浜線を建設することで、東京方面に向かう路線を設けることが可能になり、相鉄線ユーザーは横浜乗り換えを強いられていたものが、直通で都心まで向かうことができるようになったのだ。

横浜止まりの“生活路線”だった相鉄、なぜ便利になった?
相鉄線の利用者には横浜市内で働く人だけでなく、東京都内に通勤する人も多い。東京都市圏のベッドタウンとして発展してきた相鉄沿線だが、長らく横浜駅止まりで、都心と直結するルートを持たないという制約があった。
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