その企業Webサイト、本当にリニューアルが必要ですか?
企業が持つ自社のWebサイトは、今や「企業の顔」と言える存在だ。その企業のことを知るためにまずはWebサイトを見る、という人も少なくないだろう。その一方で、なかなか更新が行われない、Webサイト全体のトーンが揃っていない、ユーザーにわかりづらいナビゲーションがいつまでも改善されないなど、その運用体制には依然課題を抱えていることも多い。なぜこうした課題は解決されないのだろうか。Webサイト運用で10年、600社の実績を持つピーエスシー サービスデリバリー本部 クリエイティブディレクター 執行役員 成嶋敏文氏は次のように語る。
「企業Webサイトの重要性の認識は確かに上がってきていますが、それがきちんと経営層に伝わっているかどうかは疑問です。むしろ担当者とともに『できあがれば何とかなる』と楽観しているケースがほとんどですね。なので、問題が出たらゼロからリニューアルすればいい、と結論を出され、我々にお声がけいただくケースもあるのですが、その際にまず『その企業Webサイト、本当にリニューアルが必要ですか?』とお聞きしています」(成嶋氏)
リニューアルが必ずしも正しい答えではないとしたら、一体どのような対応方法があるというのだろうか。