現在のビジネスにメールは欠かせない。もしもメールが止まったら、ビジネスは瞬く間に大混乱に陥るだろう。もはやメールは、動いていて当然のインフラなのである。
しかし、「使えて当たり前」を要求されるシステム管理者にかかるプレッシャーは、年々増している。メールシステムの管理はもちろん、増え続けるスパムメールへの対策、メールに起因する情報漏えいへの手当、不正アクセス防止や法的な環境変化にともなうメールのアーカイブ……等々。メールシステムを維持・管理していくための環境は、厳しさを増しているのが現実なのである。企業のメールシステムが抱える課題について、TOKAIコミュニケーションズ データセンタ・ソリューション事業部 営業部 営業推進課 柳澤朋寬氏は次のように説明する。
「メール設備を自社で持っている企業では、管理運用にあたる担当者の負担、設備のリプレースにかかるコストなどが大きな課題となっています。また、時代とともに変化するメールに対する脅威・リスクへの対策も問題です。スパム対策、メールのアーカイブ、添付ファイルの暗号化などの要求に対応するのは容易ではありません」(柳澤氏)
特に専任のシステム管理者がいない中堅中小企業にとって、メールの脅威・リスクに的確に対応することは、物理的にもコスト的にももはや限界といっていいだろう。
そこで注目されているのが、メールシステムのアウトソーシングだ。具体的には、メールサーバをはじめとする自社で抱えていたシステムを外部サービスに置き換えていくことで、管理の手間とコストを低減し、かつ必要な機能を揃える企業が増えているのである。
次ページのPoint
■OneOfficeは、メールシステムに関わるコストを何%削減可能か?
■ユーザーにストレスを感じさせない、添付ファイルの自動ZIP暗号化とは?