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2015年08月11日

ROIは400%超えも? 中小企業も導入可能? いま注目のIT投資としてのVDI導入

デスクトップ仮想化(VDI)は、情報漏洩対策やBCP対策に有効で、システムの保守・運用の効率化、ワークスタイルの変革にも効果的なソリューションとして知られている。これまで操作性を含めたユーザビリティやコストの点で導入に踏み切れなかった企業も多かったが、近年、中小企業を含めて様々な業種でVDIに関心を示す企業が増えてきた。いったいその理由はどこにあるのか? VDIの市場規模や導入事例、投資対効果の高さを示す調査データといったVDIの最新動向を紹介しよう。

高い成長を続けるVDI市場、注目される2つの背景とは?

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 デスクトップ環境をサーバに集約し、ネットワークを介してクライアントに配信する「デスクトップ仮想化(VDI)」。IT調査会社のIDC Japanによれば、2014年の国内法人向けクライアント端末における仮想化導入率は25.7%で、この数字が、2019年には48.1%に達すると予想されている。

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国内法人向けクライアント仮想化市場 導入率予測、2014年〜2019年

(出典:IDC Japanプレスリリース)


 なぜいま、VDIを導入する企業が増えているのか。その背景には2つの要因がある。1つは技術革新だ。従来、操作のスムーズさに欠けるなどユーザビリティ面で課題のあったデスクトップ仮想化だが、ハードウェア・ソフトウェア両面で進化した。現在では、目の前のデスクトップがサーバで動いているのかクライアントで動いているのか、一般ユーザーには見分けがつかないレベルにまで技術は成熟している。

 もう1つが社会的な要請だ。本格的な少子高齢化時代に突入し、今後、労働力人口が確実に減っていく中、女性や高齢者の活用、介護や子育て支援は、企業が生き残るための重要な戦略となる。そこで、セキュリティを担保しつつ、従業員の多様なワークスタイルをサポートできるデスクトップ仮想化が求められるのは自然な流れだろう。

1年以内に投資コストを回収可能なケースも

 VDI導入にはさまざまなメリットが挙げられる。デスクトップ仮想化では、サーバ側で稼働するOSの画面をクライアントに転送するため、クライアントの電源を切れば端末にデータは残らずセキュリティ面で安心だ。また、サーバ側でOSを集中管理するため、クライアント管理の手間・コストを最小化できる。さらにネットワークがあれば、どこでも自分専用のデスクトップで作業できるので、社外業務や在宅勤務といったワークスタイルの支援にも貢献する有効だ。

 IT投資という観点でも、VDI導入は非常に効果的だという裏付けがある。IT調査会社のIDC Japanが2014年に実施した調査によれば、クライアント仮想化製品の全体(全社導入+部分導入+試験導入)におけるROIは439.4%、投資回収期間は10.2カ月であったという。これは、投資に対して4倍以上の効果が得られ、1年未満で投資コストが回収可能なことを意味している。IT投資としては、かなり魅力的といえるだろう。

TOTO、上山病院のVDI導入事例

 こうしたなかで、VDIの先進的な導入事例も増えてきた。2015年に発表されているものでは、トイレやバス、キッチン、洗面を扱う住宅設備機器メーカーのTOTOが事業部ごとに導入・運用されてきたCAE関連のインフラをデータセンターに集約し、全社共通のCAE基盤を構築した。これにより、すべての開発者が高性能な解析サーバをVDIで活用できるようになり、商品開発の効率化と開発期間の短縮を図る。

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(クリックで拡大)

TOTOにおけるLenovo System x iDataPlexのシステム相関図


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