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2016年01月26日

「RUM」とは何か? 国内大手EC事業者も採用するWebパフォーマンス分析手法

表示速度の遅いWebサイトは、優れた顧客体験を提供することはできない。いまや、「サイトパフォーマンス分析(最適化)」はサイト内のユーザーの行動を分析する「アクセス解析」と同じくらい重要だ。パフォーマンス計測の新機軸として注目されている手法が、「リアルユーザーモニタリング(RUM)」である。米国では、パフォーマンス分析の新たな手法の導入が進んでいるが、国内でも、大手EC事業者がこれを採用している。

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UX向上、競合優位性を確保するサイトパフォーマンス改善手法とは?


「サイトパフォーマンス」のKPIを設定する米国企業が増加

 Webサイトのパフォーマンスに不満を感じた79%のユーザーは、二度とそのWebサイトで買い物をしない――。これは、米国のマーケティングコンサルタント企業、Aberdeen Groupが実施した調査結果だ。同調査では、他にもWebサイトの表示速度が1秒遅くなるごとに、「ページビューが11%低下」「CV率が7%低下」「顧客満足度が16%低下」すると発表しており、表示速度の遅いサイトには、大きな機会損失を産む可能性があるといえる。

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Webサイトのパフォーマンスが消費者に与える影響は大きい


 ユーザーとの主要なタッチポイントとして、Webサイトはユーザー体験(UX)全体における重要な役割を担う。こうした状況について、企業のクラウド活用のコンサルティングや各種ソリューション提供を手がける、バーチャルコミュニケーションズ 技術開発部 シニアマネージャー/コンサルタントの小泉 敦良氏は次のように語る。

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バーチャルコミュニケーションズ
技術開発部
シニアマネージャー/コンサルタント
小泉 敦良氏

「米国企業では、サイトパフォーマンスをKPIに設定する企業が増えており、日本企業でもこの流れに追随すると予想されます。一方で、いわゆる通常のアクセス解析ツールでは、ユーザーがどこからサイトに流入して、サイト内でどのような行動をしたか、ユーザーの行動を分析することはできますが、各ページがどの程度の表示速度だったかを可視化することはできません」(小泉氏)

 サイトのコンテンツには、自社コンテンツのほかに、SNSボタン、広告タグ、アクセス解析タグといった「サードパーティコンテンツ』がある。小泉氏は「場合によってはコンテンツの50%以上がサードパーティコンテンツともいわれ、自社でコントロールできない要因によってページのパフォーマンスが落ちる可能性もあります」と指摘する。

 また、デバイスの多様化にも目を配る必要がある。Androidスマホだけで18000種類以上のデバイスがあるといわれ、OS、デバイス、ネットワーク環境の異なるユーザーに、サイトがきちんと早く表示されているかを確認する必要がある。

「サイトのスマホ最適化に対応する企業が増えていますが、見た目やデザインだけでなく、パフォーマンスも確認、検証していくことが重要です。パフォーマンス改善のためには、常に変動するコンテンツや多様化するデバイスごとのパフォーマンスを可視化する、ピーク時だけでなく平時のパフォーマンスを把握する、実際にユーザーが見て早いかどうかを確認する、という3点を押さえる必要があるでしょう」(小泉氏)

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・パフォーマンス分析手法「リアルユーザーモニタリング(RUM)」とは

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