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  • 2017/07/11

メリットはあるのに難しい「ファイルサーバーのクラウド化」実現のポイント

あらゆるビジネスシーンにおいてファイルサーバーによる情報共有は必要不可欠だ。近年はAmazon Web Services(AWS)やMicrosoft AzureをはじめとするIaaSが普及し、コストや運用管理、災害対策などの観点で課題が多かったオンプレミスのファイルサーバーをクラウドに移行を検討する企業が増えてきたが、これを実現するには意外にも課題が多い。企業のファイル共有のあり方を見直し、ファイルサーバーをクラウド化させるためのポイントを解説しよう。

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ファイルサーバーのクラウド化はなぜ難しいのか
(© Maksim-Kabakou – Fotolia)


ファイルサーバーのクラウド化を実現させるには?

 企業が保有するデータは増大の一途をたどっており、「ファイル共有基盤」としてのファイルサーバーの運用は大きな課題となっている。

 オンプレミスで運用されているファイルサーバーは、やっかいな存在になりがちだ。まず、その台数が増えれば増えるほどコストや運用工数がかさむ。複数拠点を抱える企業では各拠点にファイルサーバーが乱立しがちで、管理しきれないものが出てくる。そうなると重要なデータが分散してしまい、企業の情報漏えいリスクが高まってしまう。

 また、災害対策の観点でも課題がある。オンプレミスのファイルサーバーに災害対策をする際には、構築時にデータセンターへの莫大な投資が必要になり、運用時には本番サイトとDRサイトを二重運用しなければならず、非常にコストがかかるのだ。

 こうした課題を解決すべく、従来オンプレミスで運用してきたファイルサーバーをクラウド化したいと考える企業が増えてきた。ファイルサーバーをクラウド化すれば、自社にサーバーを持つ必要がなくなり、サーバーの調達コスト/運用工数を削減できる。データの統合管理も容易になり、比較的低コストで災害対策やBCP対策をすることもできる。

 しかし、ファイルサーバーのクラウド化にはメリットばかりではない。まず、エンドユーザーが求めるレベルの「使い勝手」を実現できるかという点をクリアできているだろうか。

この記事の続き >>
・クラウドストレージサービスの使い勝手に注意せよ
・ファイルサーバーをIaaS上に移行するだけでは不十分

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