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  • 2017/10/25

単なる「移し替え」は失敗のもと! クラウド移行を成功させる秘訣とは

運用管理やコストの低減、さらにビジネスの俊敏性を実現する目的で、社内のITシステムをクラウド環境へ移行する動きが加速している。しかし、クラウドへの移行は、単に既存の環境をクラウドに“移し替え”ればよいわけではない。自社の特性に合わせて「どのアプリケーションを」「どのクラウドで」「どのように運用すべきか」を整理し、移行後の運用やセキュリティの確保までを考慮する必要がある。本記事ではアプリケーションのクラウド移行に際し、留意すべきポイントを紹介する。


多様化するアプリケーションをクラウドでどう扱う?

 クラウドのメリット・デメリットが周知された昨今、社内のITシステムや業務アプリケーションのクラウド移行が加速している。F5ネットワークスが2017年3月に公開した「2017年版 アプリケーション・デリバリの状況(2017 State of Application Delivery)」によると、調査対象者の約80%が「すでにハイブリッドクラウドを活用している」という。また、32%が「年内にパブリッククラウドのIaaSソリューションを採用する」と回答し、20%が「半数以上のアプリをクラウドへ移行する予定」と回答している。

 同調査は、F5ネットワークスが擁する全世界の顧客2000人以上を対象に実施したものだ。回答者の業種は政府機関や金融サービスをはじめ、IT企業、教育などであり、職種もシステム基盤、ITセキュリティ、アプリケーション開発、DevOpsに従事するエンジニアから経営層までをカバーしている。

 さらに同調査では、企業がクラウドへの移行で期待している点として大きいのは「増加し続けるアプリケーションサービスへの対応」であることも明らかになった。

 企業のデジタル変革が進む中で、利用されるアプリケーションサービスの数も、当然ながら増加している。実際、2016年には平均11だったその数が、今日では14になっているのだ。

 こうした状況で、企業のビジネスを支えるクラウド環境に求められるのは、多様化したアプリケーションを安全・安心して利用できることだ。ビジネスの成長に合わせて迅速かつ柔軟にスケールアウトし、可用性が確保できる環境の確立が、企業の将来を左右するといっても過言ではない。

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グローバルの調査結果では回答者の1/5が、2017年までに50%以上のアプリケーションをクラウドに移行すると回答している

 では、ますます複雑になっている既存のアプリケーションをどうやってクラウドへスムーズに移行し、管理するのか。プライベートクラウドにしろ、パブリッククラウドにしろ、一貫したポリシーのもとでアプリケーションを安全に稼働させるには、“単なる移し替え”だけでは失敗する。マルチクラウド環境でアプリケーションを「適切に管理」するためには、いくつかのポイントを押さえておきたい。

この記事の続き >>
・マルチクラウド環境で管理はさらに大変に…ベンダーロックインの危険も
・クラウドとアプリケーションの一元管理を実現する“ハブ”
・マルチクラウド環境の包括的管理を実現する“解”とは

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