デジタル化した文書、本当に活用できている?
デジタルトランスフォーメーション(DX)実現の重要性が、至るところで言われている。DXといえば、AIなどの先進技術による自動化・省力化が注目されがちだが、ビジネスの変革を実現するためには、デジタル化されたデータによる業務の効率化に加えて、新たな知見やアイデアにつながるヒラメキも重要な要素である。
社内文書のデジタル化は、安価なクラウドストレージが提供されるようになったことが追い風となり、近年ではかなり進展した。
だが、デジタル化された文書が有効に共有され、ビジネス価値を生み出す源泉になっているかどうかは疑問である。既存の文書の中からは参考になる情報を見つけ出せずに、似たような文書を新たに作り出し、さらに文書を大量化するという悪循環に陥っている企業は多い。
なぜ多くの企業は、いまだにデジタル文書を有効活用できないのだろうか。
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