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  • 2020/06/17 掲載

気づかれ始めたクラウド3つの難点、しかし「オンプレ回帰」も難しい事情

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クラウドはいまや企業ITに不可欠な要素だ。特にAmazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)などのパブリッククラウドは、提供される機能も豊富でコストメリットも大きいことから、多くの企業が導入を進めている。一見メリットばかりのクラウドだが、なぜかクラウドに移行したものの再びオンプレミス(オンプレ)に回帰する企業がある。その分野の1つがストレージだ。ここではその原因と、そこから見えてくる次世代ストレージの条件を整理する。

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クラウドに移行する企業も増えているが、そこで見えてくる課題も多い
(Photo/Getty Images)

「クラウド」から「オンプレ」への回帰が起きている3つの理由

 企業ITにとってクラウドが重要なインフラであることは、もはや誰も否定しないだろう。新しいシステムを導入したり、システムをリプレースしたりするときは「クラウドファースト」が当たり前になりつつある。従来のオンプレとクラウドを組み合わせた「ハイブリッドクラウド」もニュースタンダードとして注目されている。

 ところがストレージの領域では、いったんクラウドを導入した企業が、再びオンプレを検討するケースが増えているという。なぜだろうか。

 理由は3つある。1つは「コスト」だ。クラウドベンダーによってはデータ転送量によって課金される形式のため、必要なコストを正確に予測するのが難しい。このため、クラウドに移行後、再びオンプレで運用し、アクセス頻度の低下したデータだけをクラウドで管理したいと考える企業が増えている。

 2つ目は「安定性」だ。クラウドでは、他ユーザーの影響によって性能が不安定になることが起こりうる。「昨日は快適だったが、今日は調子が良くない……」と現場から声が上がるのは、珍しくないできごとだ。

 3つ目が「セキュリティ」だ。データをパブリッククラウドに置くことに不安を抱く企業は少なくない。現実にGDPRや個人情報保護法の観点から、データの保存場所や管理方法が問題になる可能性は十分ある。

 ただ、こうした懸念を踏まえてオンプレ回帰を進めるも、やはりそこでも不満が上がるケースがある。クラウドで一度高い拡張性や柔軟性、容易な運用管理性を経験してしまった以上、もはやレガシーなストレージ・システムには戻れないのだ。

 そこで注目したいのが、AWSやGCPのような性能を“オンプレで”実現する方法だ。
この記事の続き >>
・AWSのクラウドストレージと同等の環境を、オンプレに再現
・「コスト」「安定性」「セキュリティ」をどう解決するのか
・バックアップ/アーカイブからIoT、AIのデータ管理までさまざまな用途に

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