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  • 2020/12/11 掲載

VPNにひそむ「5つのリスク」、セキュリティの穴は思わぬところに……

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現在、リモートワークで主流となっている社内リソースへのアクセス手段は、社員の自宅からVPN回線でアクセスするというものである。しかし、このVPN接続には、セキュリティやパフォーマンスの点で看過できない5つの課題がある。本稿ではその課題を1つひとつ掘り下げた上で、解決策を提示する。

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実は気づいていない、VPNのリスクを解説する
(Photo/Getty Images)

課題1:あまりにも脆弱性が多く、パッチ運用では限界

 早速1つ目の課題から見ていく。まずは「VPNの脆弱性(ぜいじゃくせい)の多さ」である。VPNの脆弱性に関わるCVE(一般公開されている情報セキュリティ問題のリスト)は過去3年間で200以上報告されている。特に、注意喚起となっている脆弱性 「CVE-2019-11510」を持ったままのVPN機器は、日本で394件検出されている(2020年1月時点)。これらの機器は容易に特定され、攻撃されれば不正アクセスを許す結果になる。

 一方でこんな事例もある。2020年4月、米国 国土安全保障省は、あるVPN製品の脆弱性を指摘し、導入企業にActive Directoryのパスワード変更を要請した。しかし、8月に入って38社の企業が不正アクセスを受けてしまった。パッチは提供されていたため、それを適用していなかったことが問題だとされている。

 だが、3年で200件、つまり年間約70件もの脆弱性が見つかるようであれば、パッチ適用の運用は非常に負担がかかる。また、脆弱性が発見されてからパッチがリリースされるまでの期間はどうすればいいのか。根本の問題は、脆弱性があるために不正アクセスできる点にあるのだ。

この記事の続き >>
課題2:認証自体が甘く、ひとたび認証すると信頼しすぎるVPNの境界型防御
課題3:拭えない、クライアントPCからの情報漏えいの可能性
課題4&課題5も、解決策とともに紹介

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