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  • 2021/03/31

HCIは結局「どう選べばよい」のか? DXインフラに最適な選び方

企業のITインフラは長年の運用を経て老朽化し、日々進化するテクノロジーへの対応もあって、ますます複雑化が進行している。結果として貴重な自社のIT人材がインフラの監視や障害対応に追われ、本来注力すべきデジタルトランスフォーメーション(DX)に影響が及んでいる。それに対する有効な対策がITインフラのクラウド移行であり、その足掛かりとして、昨今では、ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(HCI)が注目を集めている。

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DXに有効なHCIの選び方
(Photo/Getty Images)

激変するビジネス環境に適応できる柔軟なIT基盤を構築するには

 このコロナ禍で、企業には自社のビジネスや働き方に合わせられるような柔軟なIT基盤がより一層求められるようになっている。そうした中、経済産業省が警鐘を鳴らした「2025年の崖」に象徴されるように、レガシー化したITシステムを抱え続けることのリスクが浮き彫りになってきた。これまでは、情報システム部門やパートナーのITベンダーが技術と経験を駆使し、何とかレガシーシステムを維持していた企業も、多くがこの問題に真正面から向き合うようになっている。

 最大のボトルネックは、ITインフラの部分だろう。従来型のシステムは堅牢に設計されているが柔軟性はなく、機器のリプレースやリソースを追加する際に多くのコストや作業負荷がかかる。仮想化基盤を構築したり性能を維持したりするにも、多大な労力を要してしまう。

 一方でクラウドのインフラ利用は、利便性やコスト面などさまざまなメリットを有しているものの、セキュリティや新たな運用モデルへの順応など解決すべき課題があるのも事実だ。そのため、業務システムのマイグレーション先としては「不十分」と認識している企業も多いだろう。

 そこで改めて注目されているのが、ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(HCI)である。

 将来的なクラウドサービス利用を見据えたプラットフォームとして、HCIで新たな仮想化基盤を構築し、そこにワークロードを載せていくというアプローチは、有効な選択肢として注目されている。ただし、単にHCIを導入するだけでは根本的な解決につながらない。では、将来的なクラウド利用への足掛かりを得るには、どのようなHCIを導入すべきなのだろうか?

HCIを選択するうえで注意すべきこと

 HCIについて改めて説明すると、一般的にHCIとはSDS(ソフトウェア・デファインド・ストレージ)の機能により、複数台のPCサーバの内蔵ストレージを束ねて仮想的な共有ストレージを実現する技術となる。サーバとソフトウェアの組み合わせで構成し、サーバを増設するだけでストレージ容量と処理性能を拡張させる仕組みのため、ストレージシステムを構築するのに比べて専門的なスキルが不要となり、システムを増強する際もシンプルに対応できるという特長がある。

 運用面でも、従来のようにサーバ、SANスイッチ、外部ストレージをそれぞれ管理しなくて済み、さらには複数のサーバに仮想ディスクを分散配置して多重化する機能と、1台のサーバが停止してもゲストOSを別のサーバ上で自動的に再起動させるHigh Availability(HA)機能により、データの可用性と業務の継続性を担保できるというメリットがある。

 ただそれは、HCIを構成するサーバとソフトウェアの組み合わせ、さらにはSIerの力に大きく左右されるため、製品だけでなくベンダー選びが重要な要素になってくる。まずHCIを検討するうえでは、HCI市場におけるパイオニアであるニュータニックスに一日の長があると言えよう。HCIはすでに一般的な認知度はあるものの、これまでは仮想デスクトップ基盤(VDI)や小規模な環境向けのポイントソリューションというイメージが強かった。しかしNutanixでは継続的にソフトウェアの改善をつづけ、今では基幹系やミッションクリティカルなシステムを含む、さまざまな場面での採用実績を増やしている。DX時代のシステム構築(SI)におけるクラウドファースト思想とも親和性が高く、プライベートクラウドやその先のパブリッククラウド環境への移行を見据えた業務アプリケーションのリフト先としても検討が進んでいる。同社は、HCIをソフトウェアとして提供しており、様々な認定サーバ製品と組み合わせて、ベストプラクティスに基づいた提案が行えるという。

高信頼サーバに搭載した「Nutanix on Express5800」の魅力とは

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NEC
プラットフォームソリューション事業部
藤沼 博人氏
 まずは、ユーザーは何を基準にHCIを選べばいいかという問題に突き当たるだろう。この問いに対し、NEC プラットフォームソリューション事業部 藤沼氏は、「サーバの品質、サポート体制、そしてお客さまの課題を踏まえて提案できるSI力も含めた総合力」と回答する。またNECでは、自社が持つ高信頼サーバにニュータニックスのソフトウェアプラットフォーム「Nutanix クラウドプラットフォーム」を搭載したHCI製品「Nutanix on Express5800」を提供しているという。

「NECのExpressサーバは、累計で200万台以上の出荷実績を誇り、設計・製造・品質管理まですべて国内で実施しています。保守サポートについても全国400カ所に拠点を配備しており迅速な対応が可能です。サーバを買って終わりでなく、お客さまにどんな課題があって何を実現したいのかという部分に対し、しっかりとシステムとして提案できるSI力があります。クラウドを望まれるケースでは自社データセンターでクラウドサービスも提供しており、お客さまの多様なニーズに応えられる部分がNECのHCIソリューションの強みと言えます」(藤沼氏)

 歴史がある企業ほど迅速かつ柔軟な判断ができなくなり、大規模なITインフラの刷新が難しくなる傾向にあるという。その結果、活動の蓄積とともにシステムも老朽化し、世の中のDXシフトの波をダイレクトに受けているケースが多いそうだ。そういった企業で、インフラを柔軟に変えられ増強も容易というHCIへの要求が高まっており、さらにその中で「ニュータニックスを使いたい」と指名を受けることが多くなってきたという。多くのユーザーがニュータニックスを選択する理由は一体どこにあるのか。

クラウド環境をオンプレ上に作り上げるという思想

 ニュータニックスが選ばれる理由としては、HCIとしての設計思想と、それに基づいて常に機能面やサービスのポートフォリオが進化を遂げているということが挙げられる。ニュータニックス・ジャパン マーケティング統括本部 三好哲生氏は、ニュータニックスは創業当初からクラウドをオンプレミスに作り上げようという発想で開発を行ってきたと説明する。また大きな特長として、ニュータニックスはITインフラが安定して動き、復旧も自動化されていれば、利用者はその動きを常に意識しておく必要はないという「インビジブル(=意識する必要がない)」をビジョンに掲げ、製品開発を行っている。

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ニュータニックス・ジャパン
マーケティング統括本部
三好 哲生氏
 その一例として可用性の部分については、さまざまなコンポーネントが障害を起こしても自己修復するソフトウェアベースのテクノロジーが備わっており、サーバが1台故障した際にもう1台故障しても大丈夫なところまで自動修復する機能を有している。

 それ以外の強みとして、「プライベートクラウド環境としてのHCIを考えると、ニュータニックスの基盤上にはさまざまなデータサービス、たとえばファイルサーバやオブジェクトストレージも置けますし、DBaaS(データベース・アズ・ア・サービス)も開始することができます。ニュータニックスでは他のHCIと違ってクラウドネイティブの思想で物事を進めているため、単に仮想環境だけを作るだけでなく、パブリッククラウドが提供しているようなさまざまなサービスを利用できるようになっています」と三好氏は語る。

1-クリックで完結する統合管理インターフェース

 さらにユニークなのが、統合管理インターフェース「Prism」による管理の仕組みである。Prismは、説明書を読まなくても直感的に操作できる「コンシューマーライクな操作性」と、管理者が操作をする際に、目的を「1-クリック」で達成できるという設計になっており、管理ポータルからすべての情報が得られ、そこから判断ができるようになっている。

 そのためPrismからハードウェア、仮想マシン、分散ストレージなどのHCIに含まれるあらゆるコンポーネントを一元管理し、それらを相関分析することができる。たとえば、アプリケーションのレスポンスタイムが下がった時には、CPUやメモリの利用率、ストレージのキャッシュのヒット率、ストレージのレイテンシーを同じ時系列で並べて分析でき、ベストプラクティスに準じた対応策も提示する。

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Prismによりシステム環境の運用から解放され、本業であるビジネスの促進にリソースを回すことが可能になる

 HCIによりインフラの運用保守業務から解放されたとしても、アーキテクチャーで縛られてしまっては意味がない。そこでニュータニックスでは、仮想化OSで稼働するハイパーバイザーの選択肢も幅広く用意している。汎用的なサーバ仮想化サーバ製品が稼働するほか、ニュータニックス独自のハイパーバイザー「AHV」も提供。AHVはニュータニックスを購入すれば追加コストなく利用できるので、仮想化ソフトをわざわざ追加購入する必要がないため、導入コスト削減にも寄与する。さらに、移行ツールの「Move」を使えば、それぞれの環境を自由に行き来することもできる。これにより、将来的にプライベートクラウドやハイブリッドクラウドを自在に活用できるという柔軟なITインフラ像が見えてくるはずだ。

NECグループでワンストップサポートを実施

 大切な要素として、HCIをどう使いこなしていけるかという課題も残っているはずだ。HCIは導入してからも、継続的に成長させていくものである。NECでは、ニュータニックスを安心して利用できるサポートの仕組みを用意。NECが窓口となり、ソフトウェア部分はグループ会社でありニュータニックスの認定サポートパートナーでもあるNECフィールディングが担当し、初期のプリインストールからサポートまで実施する。

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HCI導入からNutanix クラウドプラットフォームのインストール、運用保守まで、一気通貫でのサポート体制を実現

 NECは、Nutanix on Express5800をDXインフラとして、まずはオンプレミスに仮想化基盤を入れたいユーザーに対して展開していく考えだ。「プラットフォームやインフラは色々と管理が大変です。今後IT人材も不足していく中で、それらを解決できるHCIは選択肢として外せません。NECにご相談いただければ、今後のクラウド展開までを視野に入れて最適な選択肢を提供できます」と藤沼氏は話す。

 オンプレミスやデータセンターの仮想化基盤構築の後は、パブリッククラウドのようなサービスも利用できるニュータニックスにサービスをまとめていくことで、インフラ運用がさらに簡単になり、DX推進に一歩近づくだろう。

「現在、DXを主導すべきIT人材は、既存ITの“お守り”に貴重な時間を割いていると思います。ですが、Nutanix on Express5800をはじめとしたHCI製品を利用することで、そのお守りに使っていたリソースを本業であるDXを主導するための時間として使えるようになります。ニュータニックスとNECがタッグを組んだHCI製品を活用することで、DX推進を可能にする体制を作ってほしいですね」(三好氏)

Nutanix on Express5800

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