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  • 2021/08/04 掲載

システム運用に起こる「ゲームチェンジ」、クラウド時代に必須の考え方とは

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基幹システムをハイブリッドクラウドやKubernetesを用いて稼働させるなど、モダナイゼーションに取り組む事例が増えている。だがそれに合わせて運用管理の問題を考えなければならない。最新技術を活用しつつも運用スタイルが従来のままでは課題に直面してしまうことが避けられないが、この問題は他のテーマに比べて議論から取り残されがちな傾向にある。ハイブリッドクラウド/マルチクラウドへの移行によって生じる運用の課題、それらを解決に導くイノベーションの活用について解説する。

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クラウド時代、システム運用も変化を求められている
(Photo/Getty Images)

クラウド・ジャーニーを進める上で認識すべき考え方

 これまでのミッションクリティカルなシステムは、主としてオンプレミスで稼働してきたが、現在ではクラウドで稼働する例も増えてきている。Kubernetesに代表されるオープンソースの、クラウド技術を前提としたクラウドネイティブ基盤を活用して構築されることが今後さらに増えてくるだろう。

 こうした中で、システムの設計・運用で重視される価値も大きく変化してきている。

 これまで主流であったオンプレミスの環境では、高価なハードウェアを二重化する構成を採用したり、また変更作業や技術作業を厳しく管理したりするなどして「壊れないシステム」を構築してきた。

 一方、パブリッククラウドは、ハードウェアの故障は避けられないものとしている。裏側のデータセンター内部では汎用的なIAサーバが使用され、障害が発生してもサービスを継続できるように設計されているのである。

 クラウドネイティブ基盤であれば、コンテナのテクノロジーやKubernetesなどのコンテナオーケストレーション基盤を利用することで、たとえノードに問題が発生しても、スピーディーにシステムを回復できるようになっている。

 つまり、コンテナ基盤を活用する上では、オーケストレーション(統合)基盤が持っているテクノロジーを活用し、柔軟で拡張性のあるシステムを設計することが重要となっているのだ。オンプレミスのシステムをクラウドで移植し、その後クラウドネイティブな形へと転換していくといった一連の「クラウド・ジャーニー」を進める上では、システムのデザインや運用に求める考え方が変わることを改めて認識しておかなければならない。だが、従来の運用思想から脱却できないでいる企業は少なくないようだ。

この記事の続き >>
・クラウド・ジャーニーを阻害するものとは
・イノベーションの活用で人間に依存した運用モデルから脱却
・運用におけるイノベーションのトレンドとは

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