強まるCookie規制、アップルやグーグルなどもサポート終了
2022年4月から改正個人情報保護法が施行される予定だ。これに伴い、ユーザーが訪問したWebサイトの情報を一時的にPCやスマホに保存する「Cookie」情報に対しても、その取得や活用が厳しく規制されることになる。
こうしたCookie規制の影響を大きく受けるのが、Webマーケティング分野だ。特に「費用対効果が高い」としてWeb広告で広く活用されている「リターゲティング広告」は、深刻な影響を受ける。リターゲティング広告はサードパーティーCookie(第三者から提供を受けるCookie)を利用し、Webサイトを離脱したユーザーも追跡して個人の趣味嗜好に合わせた広告を配信する手法だが、今後サードパーティーCookieの活用は非常に困難になるだろう。
実際、すでにアップルでは、2020年にWebブラウザ「Safari」内でサードパーティーCookieの利用を規制している。グーグルの「Chrome」でも2023年にサポート終了予定で、FacebookとInstagramも2022年ごろにサポート終了とアナウンスされている。
では、これまで有効とされていたリターゲティング広告に代わる「ポストCookie時代」のWebマーケティングのあり方は、どのように考えれば良いのだろうか?
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