岡谷エレクトロニクス株式会社/アステリア株式会社 提供コンテンツ

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  • 2022/05/23 掲載
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1922年創業のトーア紡コーポレーション(以下、トーア紡)は、羊毛紡績から事業をスタートし、現在はインテリア産業資材、衣料素材、エレクトロニクス、ファインケミカル、不動産、ヘルスケアなど、幅広い事業を展開している。同社では工場にIoTを導入し、これまで人が行ってきた使用電力量や温湿度などの管理をデジタル化し見える化することで生産性を高めている。トーア紡の事例をもとに、製造現場のDX推進を成功に導くカギを探る。

トーア紡はIoT導入によるDXをどのように進めたのか?

 2020年に経済産業省が公開した『ものづくり白書』には、製造業のDXについて「コネクテッド・インダストリーズ」がコンセプトとして掲げられている。機械や技術、人などさまざまなモノをつなげることで、新たな付加価値創出と社会課題の解決を目指すという内容だ。

 トーア紡の執行役員でIT推進部長でもある中井邦義氏は、IoTを「PCやスマートフォンなどの情報機器に限らず、すべてのモノがインターネットにつながることで、生活やビジネスが根底から変わるという概念」と「コネクテッド・インダストリーズ」のコンセプトは同義であると位置づけ、その実行手順を次のように語った。

「まずモノにセンサーを付け、デジタルデータを得るセンシングを実施します。次にそのデータをクラウドに蓄積し、AIなどを使ってクラウド上で分析して、その結果を『アクチュエート』します。これは、機械が人に問いかける、機械と人が会話をするといったイメージです。このサイクルを回していくことで、現場の人が育ち、価値ある情報もどんどん出てくるようになります」(中井氏)

 理想的な姿は、センサーなど機器からのフィードバックを受け、新たな価値創造や事業戦略へのデータ活用などが可能になることだ。トーア紡では製造現場でIoT導入によるDXをどのように進めていったのか。中井氏はそのポイントについて、自社の事例を紐解きながら詳しく説明した。

この記事の続き >>
・先入観を捨てて現場を見て、小さく始める
・IoT導入で電力需要を可視化。消費電力を10%削減し1年でコスト回収
・小さな成功事例が社内に浸透し、薬品反応窯の温度、紡績工場の湿度管理、不織布の不良などに展開

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