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  • 2025/12/29 掲載

【ついに来る】AIの進化が“2026年”に止まる? データ枯渇よりヤバい「本当の限界」

連載:野口悠紀雄のデジタルイノベーションの本質

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2025年は「AIの年」だった。米誌『TIME』が「今年の人」に「AIの設計者たち」を選んだことがそれを象徴している。他方で、2026年はAIの転機の年になるだろうという見方がある。懸念事項として注目されているのが「AIの2026年問題」だ。本稿では、2025年におけるAIの現在地を振り返るとともに、2026年問題にどう向き合うべきかなどについて解説する。
執筆:野口 悠紀雄

野口 悠紀雄

1940年、東京に生まれる。 1963年、東京大学工学部卒業。 1964年、大蔵省入省。 1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。 一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを歴任。一橋大学名誉教授。
noteアカウント:https://note.com/yukionoguchi
Xアカウント:@yukionoguchi10
野口ホームページ:https://www.noguchi.co.jp/

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AIの2026年問題とは?
(Photo/Shutterstock.com)

【2025年】TIME誌に見る「AIの現在地」

 米誌『TIME』は12月11日、年末恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に、AI関連企業の経営者らを総称して「AIの設計者たち」として選出した。これは、AIが社会や経済の一分野を超え、政治・安全保障・文化にまで及ぶ基盤的技術になったという判断を示すものだ。

 表紙の写真は2つある。1つは「AI」という文字が巨大な構築物になっており、工事現場で多くの人々が作業をしている構図だ。ここで示されているのは、AIがすでに完成した技術ではなく、人類が総力を挙げて建設中の巨大な構造物だという認識だろう。

 もう1つは、エヌビディアのジェンスン・ファンCEO、OpenAIのサム・アルトマンCEO、メタのマーク・ザッカーバーグCEOらが、高層ビル建設現場の横桁に腰を掛けて談笑している様子だ。起業家イーロン・マスク氏や、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長にも言及している。

 「AIの設計者たち」が腰掛けている横桁は、マンハッタンの空中に浮いているように見える。AIの技術がここまで高まったことを意味しているようにも見えるし、そのもたらす影響が人類の存在にかかわるものになっていることを意味しているようにも見える。

 『TIME』は、2025年を、「AIの潜在能力が明確になり、もはや後戻りできない時代に入ったことがはっきりした年」と位置付けた。

 さらにAIを、「大国間競争において、核兵器の登場以来、おそらく最も影響力のあるツール」と表現している。核兵器が軍事バランスのみならず、国際政治、倫理、科学研究のあり方まで変えたように、AIもまた、国家戦略と社会制度の根幹を変質させる存在になりつつある。 【次ページ】【2026年】AIの2026年問題の「本質が超重要」
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