ジョーシス株式会社 提供コンテンツ

  • スペシャル
  • 会員限定
  • 2025/08/26 掲載

静かに増える「覚えのないSaaS」…あなたの会社を救う“実用的”ゼロトラスト戦略

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
SaaSの急増とリモートワークの定着により、企業内には管理されていない「覚えのないSaaS」が増殖している。これら“シャドーIT”は、情報漏えいやサイバー攻撃の温床となるリスクをはらんでいる。今求められるのは、信頼を前提としない「ゼロトラスト」のセキュリティ戦略だ。では、真のゼロトラストを実現するために企業がまず着手すべきことは何なのだろうか。
photo
企業内部に仕掛けられた時限爆弾「シャドーIT」の恐怖
(Photo/Shutterstock.com)

リモートワークで複雑化するIT環境、管理部門のジレンマ

 リモートワークの促進、SaaSプロダクトの爆発的普及、副業人材の活用──これらの変化が生産性を押し上げる一方で、企業を狙うサイバー攻撃は過去最高レベルに達している。新たなツールが業務を効率化する裏で、管理対象は雪だるま式に増え続け、IT部門の監視の目はもはやすべてを捉えきれない状況に陥っている。

 さらに追い打ちをかけるのが、個人情報保護法の改正や各種ガイドラインの相次ぐ策定だ。企業に求められるセキュリティ水準は年々厳格化している。しかし、ここに深刻なパラドックスが存在する。利便性のためにSaaSを導入すればするほど管理対象が増え、かえってセキュリティリスクが拡大してしまうのだ。この板挟み状態は、全国のIT担当者を日夜悩ませ続けている。

 そして、この管理の隙間に潜む真の脅威こそが「見えない敵」である。退職者のアカウントやIT部門が把握していないSaaSの利用は、セキュリティの重大な抜け穴となる恐れがある。情報漏えいや不正アクセスの温床となり、ランサムウェアなど壊滅的なインシデントの直接的な引き金となる可能性を秘めている。

 もはや「社内は安全、社外は危険」という従来の境界型防御は完全に破綻している。企業は今、セキュリティに対する考え方そのものを根底から見直す分岐点に立たされているのだ。

 この危機的状況を打破するために生まれた革新的な概念が「ゼロトラスト」である。社内外を問わず一切のアクセスを「信用しない」ことで真の堅牢性を実現しようとするこのアプローチ。しかし、複雑化の一途を辿るIT環境において、企業はいかにして「実用的なゼロトラスト」を構築できるのだろうか。

この記事の続き >>

  • ・「誰が」「いつ」「何を使っているか」知っていますか?
    ・「属人化からの脱却」がゼロトラスト成功の第一歩
    ・なぜ成功企業はSaaS管理を「3段階」で行うのか

この続きは
会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。

すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!

  • ここでしか見られない

    2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!

  • 完全無料

    登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!

  • トレンドを聞いて学ぶ

    年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!

  • 興味関心のみ厳選

    トピック(タグ)をフォローして自動収集!

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます


処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます