メルカリやイオンのCISOらが熱論、生成AIでサイバー攻撃はどう変わる?今対策すべきは
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多要素認証でも突破される……被害額「2,700億円超」の深刻実態
徳丸氏は「パスワードレスと言われ続けて10年以上たっていますが、現実にはまだまだ使われています」と述べ、パスワード認証が突破されたことで起きた直近のさまざまなインシデントを紹介。特にオンライン証券については、主にフィッシングによって顧客のID、パスワードが盗まれ、2025年5月時点で被害額が2,700億円を超えている深刻な状況を説明した。
「対策としては、多要素認証が有効であると言われていますが、実は『リアルタイム中継フィッシング』という攻撃手法により、多要素認証も突破されることが確認されています。この状況を見ると、私は『フィッシングがパスワード認証にとどめを刺す』ことになると考えています」(徳丸氏)

代表取締役
徳丸浩氏
そこで注目されている新たな認証方法が「パスキー」だ。これは、生体認証(指紋や顔)やPINを使った公開鍵暗号方式のパスワードレスの認証方式であり、パスワードを入力する必要がないため、フィッシングに強いといわれている。
「現状は、米国のビッグテックが積極的に推進しようとしています。少し使いにくい面もありますが、現状ではそれしかないだろう、というのが共通認識です」(徳丸氏)
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・メルカリ CISOが明かすパスキー導入の「すごすぎる成果」
・生成AIはサイバー攻撃をどう変える? 今後の防御のポイントは、攻撃者が狙う“アレ”
・すでに始まっている「AI vs AI」の激闘
・エグゼクティブらが実感している、最近の攻撃動向の“変化”
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