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  • 2025/08/05 掲載

みんな「DX人材」に夢見すぎ? 優秀人材を“集結”させても「DXは進まない」ワケ

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DX推進において、スキルの高い専門人材を採用してもプロジェクトが破綻するケースが相次いでいる。総務省の調査では約7割の企業がDX人材不足を課題としており、データサイエンティストやAIエンジニアを集めたドリームチームでも成果が出ない現実がある。専門家は、DX成功の本質は人材確保だけではないと断言する。その理由と解決策は何か。
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DXがうまく進まないのは、「人材」のせいだけではない
(Photo/Shutterstock.com)

人材神話の崩壊…必死に集めた“ドリームチーム”が破綻するワケ

 企業がDXを推進する一方で、人材不足が深刻化している。総務省の「DX白書」によると、デジタル化を進める上での課題として67.6%の企業が「DX人材」を挙げ、圧倒的な1位となっている。人材が足りないことを理由にDXに取り組まない企業も存在するほど、人材確保がDX推進の前提条件として認識されている状況だ。

 しかし、優秀な人材を集めたとしても、DXが成功するとは限らない。ある大手企業では、データサイエンティスト、AIエンジニア、システムアーキテクト、戦略コンサルタント出身者などを集めた“ドリームチーム”を編成したものの、1年後にプロジェクトが破綻したという。破綻の要因は人材不足、能力不足ではなく、仕組みの問題にあった。意思決定の責任者が不明確であり、各部門のKPIとDXの目標が連動せず、成果を測る指標も設定されていなかったのだ。

 これは決して対岸の火事ではない。多くの企業で、DXを掲げながら自部門では“ひとごと”として捉え、単なるシステム導入になっていたり、DXが進まない原因を他責にしたりするなどの状況が発生している。

 こうした課題の解決には、人材投入よりも「仕組みの構築」が重要である。そのカギとなるのが、「人・組織・プロセス・ツール」の4つの観点でDXプロジェクトの仕組みを整備するフレームワークである。以降では、実際のプロジェクト改善事例を通じて、その実践方法を紹介する。

この記事の続き >>

  • ・現場が混乱・疲弊していくプロジェクトの共通点
    ・今すぐ改善ポイントがわかる、4つのマネジメントフレームワーク
    ・仕組みでここまで変わる、4プロジェクトの「Before→After」
    ・仕組みを見直し、マーケティング部門が「成果6倍」 何を改善した?
    ・複数ベンダーとのシステム導入が進まない…足りなかった“ポジション”
    ・壮大すぎるビジョンに困惑…停滞していた小売業DXが前進し始めたワケ

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