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  • 2025/10/20 掲載

冷やせない「GPUサーバ」続出…さくらインターネットも挑戦「水冷革命」の衝撃とは

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生成AI需要の急拡大とともに、GPUサーバへの需要も急速に増加している。しかしGPUの高性能化などにより、従来のデータセンター設備では冷却能力が不足するという事態に陥っている。そこで本稿では、さくらインターネットによる事例とともに、冷却問題の解決策について解説する。
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生成AI需要に耐え得るデータセンターを構築するには?
(Photo/Shutterstock.com)

空冷システムが迎えた限界

 生成AI需要の急激な拡大により、GPUサーバへの需要も大幅に伸びている。しかし、GPUの高性能化およびGPUを搭載するラックの大型化に伴い、サーバの発熱量は飛躍的に増加。従来の空冷システムでは対応できない深刻な課題が浮上している。

 従来の空冷システムでは、ラック当たり最大でも30キロワット程度の冷却能力が限界とされてきた。しかし最新のGPUサーバでは1ラック当たり60キロワット、さらには100キロワットを超える発熱量を示すケースも珍しくない。多くの企業が既存データセンターの冷却能力不足に悩まされているのだ。

 特に生成AI基盤の構築を急ぐ企業が増える中、GPUサーバの設置スペース確保と同時に、冷却システムの全面的な見直しが必要となっている。さらに深刻なのは、従来のデータセンター設計では水冷設備の導入が想定されていないことだ。空調システムの大幅な改修や、配管工事を含む設備の全面刷新が必要となり、構築期間は1年半から2年程度に及ぶ。

 これでは、競争が激化するAI分野において、導入タイミングを大きく逸してしまう。では、どうすれば迅速かつ効率的にGPUサーバの環境を構築できるのか。

この記事の続き >>

  • ・「空冷」と「水冷」は何がどう違う?
    ・データセンターを「スピード構築」する方法
    ・さくらインターネット:北海道石狩市での事例

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