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  • 2025/11/04 掲載

頓挫するゼロトラストの本丸はID……? 「ITDR×権限最小化」で塞ぐ実務ガイド

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多くの企業がサイバーセキュリティ強化に向けてゼロトラストの導入を検討している。しかし、理想と現実の間には大きなギャップが存在し、導入プロジェクトが頓挫するケースが後を絶たない。既存システムとの複雑な連携、運用リソースの不足、組織全体の理解不足──これらの課題をどう乗り越えるべきか。
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ID侵害を止める「新しい防衛アプローチ」とは?
(Photo/Getty Images)

企業の半数が「分からない」を含むサイバー攻撃の実態

 サイバー攻撃の脅威は、もはや一部の大企業だけの問題ではない。帝国データバンクが2025年に実施したサイバー攻撃に関する実態調査によると、調査対象の約1万650社のうち、攻撃を受けたことがあると回答した企業は3割に上る。「分からない」との回答も含めると、その割合は実に半数に達する。

 特に注目すべきは、業界を問わず幅広い分野で被害が発生している点だ。製造業、金融業、小売業、サービス業など、あらゆる業界で3割前後の企業がサイバー攻撃の被害を経験している。大企業のみならず、サプライチェーンである中小企業に対する手当たり次第の攻撃も激化している。

 このような状況を受け、多くの企業がゼロトラストの導入を検討している。従来の境界型セキュリティでは、社内ネットワークを信頼できる領域として扱っていたが、ゼロトラストでは「すべてを疑う」ことを前提とし、常に認証や承認を行う仕組みだ。リモートワークの普及とクラウドシフトが進む中、この新しいセキュリティアプローチは理論的には非常に有効とされている。

 それでは、なぜゼロトラストの導入がうまく進まないのだろうか。

この記事の続き >>

  • ・なぜ多くの企業でゼロトラスト導入が頓挫するのか?その背後にある3つの根本課題
    ・ 第一歩は認証・ID管理から──段階的に進めるアプローチの重要性
    ・「ITDR」とは何か?IDを標的にした脅威検知と対応の新潮流
    ・ XDRへの拡張で実現する、統合的なセキュリティ運用体制

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