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その本人確認は、AI時代に通用するか? 崎村夏彦氏と考える「経営としてのID戦略」
デジタル化とオンライン化の進展により、本人確認はもはや一部業務の手続きではなく、企業の信頼性や事業継続を左右する重要な経営テーマになりつつある。一方で、「本人確認=手間が増える」「厳しくするとユーザーが離れる」といった誤解も根強い。果たして、本人確認やeKYCはビジネスのブレーキなのか、それとも成長を支える基盤なのか。デジタルアイデンティティの国際標準を牽引してきたOpenID Foundation 理事長の崎村 夏彦氏に、本人確認の本質と、デジタルIDをどう設計すべきかを聞いた。なぜデジタルIDが競争力を左右するのか
その背景の1つには、フィッシング詐欺やなりすましといったサイバー攻撃の増加と高度化により、本人確認の不備が企業に致命的なダメージを与えるケースが増えていることが挙げられる。
しかし、セキュリティ強化や法令対応といった「守りの要請」だけがポイントではない。OpenID Foundation 理事長の崎村 夏彦氏は、「むしろ近年、本人確認を含むID管理の位置付けは『ビジネスを成長させるための前提条件』へと大きく変わりつつあります」と指摘する。
「ID管理がきちんとできていない状態では、事業を安全に継続することも、データを活用して事業を成長させていくことも難しくなっています。『IDを制する者がビジネスを制する』という状況は、今や顕著になっています」(崎村氏)
崎村氏によれば、ID管理は「コスト」や「制約」ではなく、サービスのスケールや競争力と直結する要素になっているという。たとえば、急成長するデジタルサービスでは、ユーザー登録時の身元確認やログイン時の当人認証のたびに煩雑な本人確認手続きを求めていては、ユーザーの使い勝手を損ない、事業がスケールしていかない。一方で、本人確認を軽視すれば、不正利用やなりすましによって顧客や資産を守れなくなる。
このジレンマを早くから解消してきたのが、GAFAMなどに代表される米国テック企業の巨大プラットフォームだ。
「彼らは非常に早い段階で、アプリケーションごとにユーザーのIDを持たせるのではなく、IDを中核に据えたビジネス設計の重要性に気づいていました」(崎村氏)
本人確認を「点」ではなく「基盤」として捉え直すことができるかどうかが、今後の競争力を大きく左右する分かれ目になる。ではどうすれば、ユーザー体験を犠牲にする“足かせ”ではなく、企業の成長と信頼を支える“競争力の源泉”にできるのか。さらに詳しく聞いていこう。
この記事の続き >>
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・制度と技術が示す、本人確認の転換点
・本人確認の「設計」で企業が陥りやすい落とし穴
・AI時代に問われる、ID設計と経営の覚悟
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